4つ目は「家を買うという感覚ではなく、造るという感覚かどうか?」という視点です。家は人生最大の買い物などともよく言われますが、それも事実でしょう。
ただ家造りに成功する視点としては「家を造る」という感覚が重要になってきます。
ここでちょっと別の角度でお話しましょう。
例えば、最近回転寿司でも人の手が握るお店と機械が握るお店がありますよね。
どちらがおいしいでしょうか?(もちろん個人的な趣味もあるでしょう)
陶芸をやられる方などは、その造り手の気持ちが伝わってくるのが分かるでしょう。
住まいも同じで、実際に家は大工さんたちによって造られるものです。
そこには、ある種の造り手の気持ちがこもります。
そのためには、建主の気持ちの中に「家を造ってもらっている」「自分たちの家の思いを形にしてもらっている」という感覚を意図して、造り手に感じてもらうことが重要でしょう。
物造りをする人たちは、人が喜んでくれる姿をみるのが大好きです。
そういうつながりを大切にする視点が、家の中に造り手の「気持ち」が家にこもる部分になって来るでしょう。
また、住まいをすでに持っている方は「この家も、そうやって大工さんの腕で造られたんだなぁ」と感じてみましょう。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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「家づくりを成功させる知恵」のコラム
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