- 吉武 利恵
- リリア株式会社 代表取締役
- 東京都
- 人の印象の専門家
イメージ・コンサルティングに洋装・和装の着物、礼法など、日本文化に関する内容を盛り込んで参ります。
日本人に合わせたセルフ・ブランディング術をご紹介します。
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日本人のためのハッピー☆イメージ・マネジメント! Vol.51
今回のテーマ「 敷居の注意点 」
日本文化・着物礼法研究家 吉武利恵
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日本人だからこそ、最低限の和室の振舞いは身に付けたいものです。
今回は和室に入る際に知っておくと良い「敷居の注意点」をご紹介してまいります。
敷居とは、襖や障子のレールのこと。
日本家屋にとって重要な部分でもあります。
もし、敷居が歪んでしまったら・・・、
襖や障子は上手くはまりませんし、開け閉めできなくなるかもしれません。
注意点は、敷居を踏まないということです。
人間の体重が加わると、不具合が起こるリスクを高めてしまうからです。
前回までのコラムで、座った襖の開閉は跪座で行うとご紹介しました。
襖を開けた後に、敷居を越えて部屋の中に入るのですが、
敷居を越える時は、座ったままで越えるのか? 立って越えるのか?どちらだと思いますか?
答えは、立って越えます。
では、座った襖の開閉のおさらいをしましょう。
部屋の中に人がいるときは、襖の前に座り、中の人に、ひと声かけます。
↓
跪座の状態で襖を開けて、中の相手に会釈します。
↓
立ち上がり、敷居をまたいで部屋の中に入ります。
↓
上座の相手にお尻を向けない方向に180度回転して、跪座で襖を閉めます。
↓
さらにより丁寧に行うなら、跪座の状態で、180度回転して、相手に座礼をしましょう。
和室での振る舞いの礼儀作法は、武士文化で発展したものです。
ビジネスで活躍される男性にこそ、身に着けていただきたいスキルです。
最近では、洋室文化が浸透していますので、和室だからといって、座って襖の開閉をするほど、時間的にゆとりがない場合もありますよね。
次回は、「立った状態での襖の開閉方法」をご紹介します。
・男性が跪座で襖を開閉していたら、どんな印象を持ちますか?
このコラムの執筆専門家
- 吉武 利恵
- (東京都 / 人の印象の専門家)
- リリア株式会社 代表取締役
人と人のコミュニケーションに欠かせない印象マネジメント
イメージコンサルティング、コーチング、カウンセリング、の技術を習得後、自身のブランディングの効果を元に、人の印象の専門家として、人のポテンシャルを最大化させる「印象マネジメント」を体系化し、企業向け、個人向けサービスとして現在展開中。
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