- 葛原 千春
- クロノグラム アーキテクトスタジオ 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
プランニングの際にお客様とのお打ち合わせで色々なご意見を頂くのが洗濯機の置場所です。
洗濯機の位置というと一昔は洗面室内というのが一般的でしたが、洗面室と物干し場までの距離が長かったり、階が違う場合に洗面室以外の場所の検討が必要になります。
(1) 洗濯物を持って移動する場合、乾いた物なのか濡れた物なのかで重さが変わり特に、階が違うと少し移動がたいへんなのではないか?洗濯の始めと終りでも階段の登り降りが必要で、たいへんではないか?
(2)リビングの階にあると脱水時などの大きな音が気にならないか?
(3)リビングの階にあると日中洗濯機の面倒が見易いので便利?
(4)物干し場がリビング外のバルコニー(もしくはテラス)だと取り込む際やアイロン掛けの際に近くて便利?
(5)お風呂の残り湯利用を考えてやはり洗面室内が良い?
(6)あまり外には干さないので洗濯機の置ける乾燥室を作りたい?
(7)扉付きの収納スペースに設置して、見た目をすっきりしたい?
etc・・・
お洗濯は毎日の大事な家事の内のひとつですし、わずか半畳のスペースですが意外と間取りに大きく影響します。
プランニングの際にはしっかりと検討しましょう。
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