- 藍原 節文
- 株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
販促DMの豆知識に関して、若干お伝えしていきたいと思います。
■DMの良し悪しはレスポンス率で決まる
DMは既存顧客に対して直接働きかけることのできるダイレクト
マーケティングツールの1つであり、マスマーケティングとは
大きく異なります。ですので、大衆を相手にしているものでは
ありません。そして、DMの良し悪しはレスポンス率で決まります。
レスポンスのないDMというものは単なる通知になってしまい、
販促コストに対するコスト効率が悪くなってしまいます。
■DMは拡大的な解釈が可能
DMは拡大的な解釈ができる媒体です。例えば、DM戦略で顧客
セグメントを実施して、優良顧客に対して50万円のコストを
投下して100万円の利益が出たとします。もし、この優良顧客が
現状の5倍いると仮定し、同じようなDM戦略で、250万円投下したら
500万円の利益が出ると予測することができます。
逆にマスマーケティングであるテレビCMで1億円投下して2億円
の利益がでたとしても、10億円投下したからと言って20億円の
利益が出るという予測をすることはできません。
■DMは効果測定が容易
DMの利点の一つに効果測定ができることが挙げられます。この効果
測定分析を実施することによって今後のDM戦略の改善が可能になり
ます。また、他媒体と組み合わせることによって更に有効な戦略を
立てることが可能なのです。
以上、販促DMに関しては、そのやり方をしっかりと計画立てて
実施していくことで、最大のパフォーマンスを得ることが出来
ますので、目的・ターゲットを明確にして、しっかりと実施
していきましょう。