- 佐藤 陽
- FPオフィス ケルン
- 千葉県
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
梅雨に入って、家族内からは既に夏休みの予定の話がちらほろ出てきました。
もう夏か!という時の流れる速さにただただ驚くこの頃です。
さて、今日は住宅ローンの金利の選び方の話です。
ご相談者からこんなお話を伺うことがあります。
「フラット35の金利より変動金利の方が低いし、お得ですよね?固定されていて安心なのはあるけれど、高い金利で払うより、変動金利でどんどん繰上げ返済していった方がいいのでは?」
一理あるかもしれません。
ただ皆さんが当てはまるわけではありません。
金利上昇リスクに耐えられるか?
同じ年収600万円のAさんとBさんがいらしたとして、両方の家計がまったく同じな訳はありません。
ご存知のように変動金利は金利が低い魅力があります。一方で金利上昇のリスクも自分で負わなくてはいけません。
仮に0.9%で借りた住宅ローンの金利が2%になっても返済可能か?
最近はインターネットなどで返済額は容易に確認ができますので、ご自身が借りようとする金額で試算してみてください。
今の家計なら仮に2%でも返済できそうだとしても、まだ注意が必要です。
家族のライフプランを見通した時に特に教育費やその他、ご家族特有の事情で生じる支出が賄いきれるかどうか?
支出だけではなく、保険の満期金などの一時的な所得があるのかないのか?
こういったチェックは借りる前に必要です。
有利な金利のデメリットを探す
家計的にも大丈夫だとして、金利選択の際に気を付けたいのはデメリット情報。
銀行のHPや金利チラシには低い金利が大きく謳われています。
「銀行なんてどこも一緒。低い金利を出してくれるところで借りればいいや」
なんて単純に選ぶと後から「聞いてなかったよー」なんてことが発覚します。
低い金利にするための条件が小さな字で書いてあったりします。
チラシやHPを良くチェックしましょう。
代表的な条件は
給与振込口座に指定
銀行のキャッシュカードを作ってください
定期預金を○○円以上
ネットバンキングの登録
公共料金の引落指定
カードローンの契約 等
そして何より気を付けたいのは、その有利な金利はいつまで適用なのか?ということ
目を引くような低金利を謳っていても、それは当初〇年間のみで 〇年目以降は優遇幅0.4%になります。なんて書いてあったりします。
住宅ローンを店頭金利(基準金利)のまま借りているケースは少ないとは思います。
大体が 2.475%の金利から1「.7%の金利優遇(割引)をして、0.775%にします」というように割引された金利を謳われいることが多いです。
この割引をどのくらいの期間してもらえるのか、ということをチェックしてみましょう。
もし借りている期間中、ずっととうことであれば、基準金利が変わらなければ、実際の金利も変わりません。
でも先に書いたように割引がある時期がくると0.4%になりますという条件なら基準金利が変わらなくても、割引幅が変わるので実際に返済する金利は高くなることになります。(もし基準金利が変わらなくても 2.475%-0.4%=2.075%)
単純に金利の低さだけでは選べない注意点がここにあります。
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それ以外の条件は付きませんのでご安心を(笑)
「フラット35」に関するまとめ
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