- 黒木 昭洋
- コーチ
- BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ
対象:コーチング
先日、植田兼司さんの「一流の決断力」という本を読みました。
http://goo.gl/69xzdB
その中に以下のような表現がありました。
「リーダーは日々の仕事に対して残尿感たっぷりでも割り切りながら全速力で走らないといけない」
私はこの言葉に非常に共感しました。
みなさんもそうだと思うのですが、日々同時並行でたくさんの仕事を抱えていると思います。
特にリーダーやマネージャーの皆さんは、多くのメンバーと協力をしながら仕事をしている中で、
各々のメンバーの仕事進捗や成果がふとした瞬間に気になると思います。
まさにそれが「残尿感を抱えながら走ること」だと思うのですが、そのように感じる「残尿感」をどのように皆さんであれば払拭しますか?
私であれば以下のような割り切りをします。
1.メンバーに任せた以上、それがベストの決断だった
2.メンバーが成功するにせよ、失敗するにせよ結論が出る、結論に応じて動き直しをすればよい
3.いろいろな不確定要素は排除して「最大のリスク」だけを見る(特に仕事量が多いときには)
特に一番大事だと考えているのは1です。
その場の決断がどんな結果が出るにせよ「ベストの決断」をいう割り切りがなければ、
走り続けるマインドセットはできません。
初めから正解が分かっているようであれば、リーダーの決断は要りません。
また状況によっては、明らかにオーバースペックの仕事を経験不足のメンバーに任せざるを得ないこともあると思います。
そのような時は、その仕事を通じて経験不足のメンバーが大きく成長してくれればよい、オーバースペックな部分は自分がサポートする、こんな決断を割り切ってすることです。
北方健三さんの水滸伝で、こんな表現がでできます。
http://goo.gl/RNS58k
「その時の、一番良い方法で戦う。それができるやつを何人かしか知らん」
(15巻、呼延灼が穆弘という将軍を評して)
良いマネージャーリーダーもまさにそうではないでしょうか?
不安に対する割り切りと、その時取りうるベストを尽くす、そのバランスこそがふつふつとわき上がる不安や懸念事項とうまく付き合うための、心持ちが大切ではないかと考えます。
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