夏が来ると思い出すスウェーデン人のライフスタイル - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

前田 紳詞
代表取締役
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

山中 伸枝
山中 伸枝
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2016年12月08日更新

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夏が来ると思い出すスウェーデン人のライフスタイル

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ファイナンシャルプランナーが教えるシリーズ 人生設計のポイント
昨日から、子供は夏休みです。

暑い夏がやってくると思い出すのはスウェーデンの人達のライフスタイルです。

以前、スウェーデンが本社の企業で働いていました。

日本法人の私がいた部署では、お盆をはさんで1週間から10日間夏休みをとります。日本の会社としては長い方でしょうか。

スウェーデンの本社は7月から8月にかけて交代で2週間から4週間ぐらい休みをとります。いわゆる”バカンス”です。

これは法律で年間最低25日間の有給休暇消化が義務付けられているからです。そのためクリスマスをはさんで冬も同様な休みをきっちり取ります。

うらやましいことですが、日本サイドとしては、担当者が休暇期間中は別の人間が代わりに担当していて意思疎通が難しくなり悩まされる時期でもあります。

日本だと、そんなに休んだら業務が回らないんじゃないだろうかと心配する声が出そうですが、やってみると、まー、何とかなるものです。

逆に業務の標準化や情報の共有化、無駄の徹底した排除が進むため、生産性が大変高くなります。

ちなみに、スウェーデン人に聞くと政治家や官僚とかの汚職はないそうです。以前質問したら、”なんだそれは?”と言われてしまいました。

これもバカンスで担当替えで汚職が発覚しやすくなるため、悪いことが出来ないシステムが構築されているからでしょうか?

こんなに休みがあると、遊びのお金がいっぱいかかって困るんじゃないかと思う人も多数いますが、彼らはお金の賢い使い方を身につけています。

国民の半分がセカンドハウスを持っているそうです。手作りも結構あります。

また国民の多くが共有でヨットを持っています。

スウェーデンのスタッフも、夏休みはセカンドハウスで過ごしたり、自分のヨットでバルト海を1週間や2週間回ったりします。そうするとそんなにお金がかかりません。

でもいろんな刺激を受け気分もリフレッシュして、休暇後、仕事をバリバリこなします。

ある意味、自分のライフスタイルに投資をしています。

スウェーデン人の発想・独創性は大変素晴らしいのですが、それらの源がここから出てきているのではないでしょうか?

この独創性や技術力がスウェーデンの成長の原点です。

日本が年金制度で新しいモデルにしているのが”スウェーデン方式”であり、この間まで不良債権処理で参考にしていたのがやはり”スウェーデンでの不良債権処理”でした。

日本の競争力は世界的に見てドンドン落ちています。IT分野の競争力を世界経済フォーラムが発表していますが、スウェーデンが世界第2位。ちなみに1位はデンマーク。
日本は世界第19位です。(前年は14位) アジアでは韓国、香港、台湾よりも下です。

日本人もただ長く、ひたすら働くのではなく、いろんな事を学んだり、刺激を受けながら生きるライフスタイルが必要なのではないでしょうか?