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国債破綻への対応 国際分散投資のすすめ

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資産運用の原則 資産配分(アセットアロケーション)
前回までのコラムで、日本国債が破綻しない条件、利金が支払できない場合、償還できない場合等を説明いたしました。
夫々のストーリーのどれが発生するのかは分かりません。
読者の皆様は、どのケースが最も可能性が高いのかを、ご一考ください。

破綻が起きないと感心される方は、この後をお読みになる必要性は低いと思われます。
ただ、明日のことは誰にも分からないということも真実です。
国債が紙切れにならないとは思いますが、いずれのケースでもインフレーションが発生します。

また、政府・日銀が目標とするインフレ率は2.0%ですので、国債の破綻が無くても、インフレになることが予想されます。消費税の3%増税はすでに織り込まれましたが、この先に2%の増税が待っています。
過去のデフレ下では有効な手法であった、現預金のみの貯蓄は、物価の上昇に収入や資産の伸びが追いつけず、現在の貯蓄も実質的には目減りしてしまう恐れがあります。

投資を考える際には、ご自身の期待するリターンと、リスク許容度が重要になります。
リスクの概念は感覚的にとらえるのが難しいのですが、ゴルフのコースを例にとりますと、距離をどの程度にするのか(コツコツグリーンに近づくのか、遠くまで飛ばして、一気にグリーンオンを狙うのか)と、ゴルフボールの飛ぶコースが曲がってしまい、ラフに入ったり、OBになる危険を冒すのかに似ています。
図に示すような、飛距離(リターン)を遠方にすると、まっすぐではなくぶれてしまう(リスク)のがお分かりかと思います。

リスクとリターンゴルフに例えると

ただ、リスクは変動する率ですので、結果として良いもの(プラスに振れる)と悪いもの(マイナスに振れる)があります。それらの影響で冷や冷やする快感に酔う方は、ハイリスク・ハイリターンで、堅実な運用を目指す方はローリスク・ローリターンの運用を行うことになります。
但し、ローリスク・ハイリターンはありません。もし、初めの投資でハイリターンを得たのであれば、それは、ハイリスクの運用であったことをご認識ください。

リスクとリターン時系列

今回のテーマでは、日本国債の破綻ですので、日本だけの運用ではなく、外貨建ての運用もお考えになる必要があります。

国債の破綻可能性が高いとお考えの方は、外貨建て商品の比率を高め、可能性が低いと思われる際には、国内の株や債券への投資比率が高くなります。

ところで、投資の原則゛は、運用成績は十分に分散された資産での資産配分(=アセット アロケーション)で決まるとされています。この場合の資産とは、株や債券等金融資産を指します。

もし、政府や日銀の目標通り、インフレ率が2%であれば、これを超える期待リターンが必要です。そこで、期待リターンが2.5%、3.0%、3.5%のケースで、アセットアロケーションを組んでいます。リターンは、最適解の配分の際の変動です。それが下図です。
(小生が保有する、イボットソン・アソシエイツ・ジャパン社のFP PoPS2013バージョンを使用。当初資金1,000万円、運用期間10年間、中途積み増し・引き出しなしで設定)

140513資産配分表

期待リターンが2.5%の際には国内株式への配分は12.0%、外国株式は16%、国内債券は51.0%、外国債券は3.0%、短期金融資産(普通預金、定期預金、MRF、MMF等)18%に配分することになります。そしてリスク(標準偏差)は5.2%です。
この場合、10年経過後の資産額は1,283.7万円と試算され、単年度の運用成績の65%は、+7.7%~-2.7%の範囲に入ることを示します。1,000万円投資して、リターンは+47万円~-27万円。ただし、リスク(標準偏差)ですので、単年度の投資結果のブレを95%に広げると+129万円から-79万円の間に入ることになります。
マイナスが79万になるのは、100年に1回程度と予測されています。

それを表すのが次のグラフです。入試でよく使われる偏差値のグラフと同様です。グラフの出所はイボットソン・アソシエイツ・ジャパン社のAAライブラリーです。

標準偏差グラフ

このように、国債破綻に備えて各資産に分散を図ることで、リスクが低減されます。
同じように、期待リターン3.0%では、最適解のリスク(標準偏差)は6.2%、期待リターン3.5%の場合には、最適解のリスク(標準偏差)は7.3%になります。
夫々の単年度の成果は、最悪ケースの場合期待リターン3.0%で損失92万円、期待リターン3.5%のケースは、損失111万円と試算できます。
期待リターンを4.0%に上げますと最悪ケースとの損失は-128万円です、

このように、ご自身のリスク許容度に合わせた、期待リターンの設定をお勧めします。
の範囲です。
このように、国債の破綻だけでなく、様々なケースで、リスク許容度に合わせた期待リターンと資産配分(アセット・アロケーション)が必要になり、これが、対処法の王道です。

参考までに、我々の年金を運用しているGPIFの基本ポートフォリオの資産配分を下に掲載します。ご自身のお考えになる、資産配分とお比べください。

!40111GPIFのポートフォリオ



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独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
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