わたくしの乗車する予定の1本前の新幹線が入線し、駅のアナウンスの方がしきりに
「お見送りの方は、白線より下がってください」
「安全柵にもたれないでください」と呼びかけるものの、
一向に改まる気配がないらしく、
アナウンスが入るたびに、担当の方の声が尖っていました。
鉄道マンは、時間通りに列車を運行させることに使命を感じると、
前に、誇り在る職業を全うしたとおっしゃった方から伺ったことがあります。
たしかに、2分遅れで発車させることは、満足のいく仕事ではなかったことでしょう。
「お急ぎのお客様には、たいへんご迷惑をおかけします」
という車内アナウンスは、乗車しているお客様には嬉しいけれども、
定刻に列車を出せない苛立ちを、大きな音で放送してもよいものかどうか?
考えさせられる待ち時間でした。
夏休み最初の3連休。
いつも乗りなれない人たちを迎える駅員さん。
お気持ちはよく伝わってまいりますが、
とげとげした声で、出発のお客様をお見送りしたほうがよいのか、
今一度、考えていただけると、嬉しいな!
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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