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国債の破綻とハイパーインフレとは何か

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1,000兆円超の政府残高、GDPの200%を超える国債残高で、国債の破綻シナリオを考えています。昨日は、破綻しないストーリーを考えましたが、今回以降は破綻とその影響について、勉強してまいります。

ところで、国債が破綻するとは、どの様な場合を称するのでしようか。多くの方のイメージは、国債が紙切れ同然になることを考えいらっしゃいます。
然しこのようなことは稀中の稀で、日本で近々発生した戦後の国家財政の破綻の際にも、戦前発行された国債は額面で償還されています。
ただし、1945年10月から1945年4月までの3年6ヶ月の期間で消費者物価指数が約100倍になる、ハイパーインフレの発生で、戦前に購入した日本国債は、その価値が100分の1になりました。従って紙切れと化したといっても良い状態です。

Cf.:国際会計基準ではハイパーインフレーションは、3年間で累積100%(年率約26%)の物価上昇と定めています。

ただ、当時は生産設備も爆撃で壊滅、生産に携わる人も外地からまだ完全には復帰していず、農業も生産高が落ち込んでしまったことによる、生産物価格の上昇が主たる要因です。
多くの方が唱えられたように、戦時国債の償還でお金を刷ってインフレーションになったとの説は現在では見直されています。むしろ、実物的要因によるインフレーション(物価の高騰のインフレ)とされています。
Cf. ハイパーインフレと中央銀行
http://www.imes.boj.or.jp/research/papers/japanese/02-J-35.pdf

国債が破綻する=国債のデフォルトの意味は
1.国債発行時に約束した利金が、約束通りの①期日と②金額が支払えない。
2.国債発行時に約束した元本が、約束通りの③期日と③金額で償還されない。
の4通りを指します。
従って、この①~④全てが履行できないケースは、きわめて稀にしか起きないのです。
現に一昨年発生した米国債のデフォルト問題は、利子が数週間払えなくなる可能性をデフォルトになると、世界各国のマスメディアが表現しています。

また、先年の欧州債務問題の中で発生した、ギリシャ国債のデフォルトも、紙切れになったのではなく。利払いと償還の期日が守れず、利金の削減、償還金の割引で決着が図られました。

このように、国債の破綻=デフォルトは、国債が紙切れになるイメージとは別な内容だということをご認識ください。
さもないと、リスクの高い金融商品を買わされてしまう「鴨葱さん」にならないとも限りませんので、注意ください。

Cf.日本の国債は図にありますように、日本銀行(183兆円、18.6%)・日本の金融機関(597兆円、60.6%)等と,年金等と日本人が92%を保有しています。外国人(海外)の保有は8.3%ですので、緊急の場合には国外の国債は約束を守って、日本企業・日本人に若干しわ寄せすれば、一時的なデフォルトで乗り切れる可能性が大です。(日本銀行:資金循環統計2013年第4四半期速報より 国債等の保有内訳)
また、我々生活者個人が家計で所有する額は17兆円で、1.7%にすぎません。

140506国債等の保有者内訳

次回は、それでも起きる国債のデフォルトの可能性について勉強いたします。

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オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

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