- 村田 英幸
- 村田法律事務所 弁護士
- 東京都
- 弁護士
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
『図解よくわかる建築基準法』
2010年刊。本文330頁。ナツメ社。
図解されていたり、一覧表形式にまとめられているので、感覚的に分りやすい。
建築基準法、施行令の根拠条文が明示されているのが良い。
同書はおおむね用語にフリガナがついているので良い。また、フリガナがついていない専門用語は、建築用語で、通常の読み方と異なる。「見当杭」は、『イラストでわかる二級建築士用語集』(学芸出版社)で調べたら、「けんとうぐい」という読み方で、用語の意味が書いてあった。
ポーチについては、建築基準法で建築面積に算入されないという説明文があった。ポーチという言葉が説明なしに出てきたので、『イラストでわかる二級建築士用語集』(学芸出版社)で調べたが、掲載されていない。
ウィキペディアで調べたところ、ポーチとは、
1、沸騰しない程度の温度のお湯で加熱していく調理法(poach)。ポーチドエッグなど。
2、屋根のある玄関前。車寄せ(porch)。
3、バッグ・袋(pouch)。
という意味がある。建築基準法に関係するのは、上記の「2、屋根のある玄関前。車寄せ(porch)。」である。しかし、例えば、ホテルの「車寄せ」のように大規模な場合には、当然に建築面積に算入されるであろう。したがって、あいまいな用語を定義なしに使うのは、危険である。
建築基準法
第一章 総則(第1条―第18条の3)
第二章 建築物の敷地、構造及び建築設備(第19条―第41条)