税理士的には5月は結構忙しいので、この連休は痛いのですが。
所得税の基礎について色々と確認をしてきました。
最後にもう一度流れを確認します。
◯所得計算
・自分の所得、儲けを商売や給与などの種類に応じて分類する。
・分類した所得はそれぞれ計算をする。
・計算した各所得について改めて足し算をする。
場合によってはある所得の損と別所得の得が相殺されたりもする。
・不動産や有価証券の売買については別枠で計算する。
◯所得控除
・家庭の事情に応じて所得控除を計算する。
・誰かを扶養していたり、障害者であるなどの人的な控除がある。
・保険料や医療費を支払ったことによる物的な控除がある。
◯課税所得
・所得計算で出たその人の所得から、所得控除を引く。
・税金を計算する基礎となる課税所得が計算される。
◯税金計算
・課税所得に一定の税率を乗じることで、所得税額が計算される。
・税率は所得が高い人ほど高くなっている。
◯税額控除
・計算された税額から一定の控除がされる。
・税額以上に控除されるわけではないので注意が必要。
コレ以外の事項として
・税負担の傾向として、薄く広く課税される傾向が強い。
・原稿では相当程度に高額所得者による税負担に頼っているのは事実。
・今後、国税以上に地方税全般の負担が重くなってくるかもしれない。
といった辺りをお話してきました。
様々な報道含め、どこに該当する話なのか確認しながら理解を進めて頂けますと幸いです。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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