- 大澤 眞知子
- Super World Club 代表
- カナダ留学・クリティカルシンキング専門家
対象:英語
一生懸命英語の勉強をした来たものの、ふと「あれ?この先に何があるのかな?」と思うことはありませんか?
そんなご質問をいただきました。
TOEIC の高得点を目指して英語の勉強をしています。
点数ばかりに執着しすぎてましたが、「英語で自己紹介」のコラムをよみ、点数が高いというより、どれだけ自分をアピールしうまくコミュニケーションできるほうが実は大事なのではないかと思い、資格重視で勉強し続ける事に疑問をもちはじめてます。
TOEIC の点数が高くでも、私のスピーキング力はまさにコラム通りの4歳児です。
このまま900以上を目指して勉強すべきか、やはり言葉はコミュニケーションをとる為のツールなので、自分をアピールする方にシフトしていくべきか悩んでいます。
日本の多くの方が、気が付かないうちに陥っている英語勉強のパターンだと思います。
まず、英語とは、何かの目的を達成するために使う言語媒体に過ぎないということ。
このことをもう一度考え直す必要がありますね。
日本の古い古い英語教育の深刻な悪影響だと思います。
「英語は使うための言語」ということがすっかり抜け落ちて、ただ暗記するための目的に化けてしまっています。
単語や文法の書き換え、決まったフレーズなどを覚えることが高得点に結びつくと教え込まれます。
ですから、英語とは、「単に決まったことを覚えること」であるとの大きな勘違いが、日本人の脳に起こっているようです。
さて、その勘違いをほぐしていきますよ。
あなたは何のために英語を勉強していますか?
1) 自分をうまくアピールし、英語でコミュニケーションを適格に取れるようになり
たいですか?
それも、かなり高レベルのビジネスの場で使う必要がある場合、TOEIC などの暗記テストでは間に合いません。
仮に満点を取ったとしても、使いものになるところまでは行きません。
勉強の仕方を変える必要がありますね。
例:クリティカルシンキングを使ったreading/writing など基本として勉強し、その後論理的にargue する能力をつける。
または、単に旅行に行った時などに、自分をうまくアピールしうまくコミュニケーションを取りたいという場合。
これもTOEIC など時間の無駄ですね。
勉強の仕方を変える必要があると思います。
例:クリティカルシンキングの基本の基本(英語圏の3歳児が身につける基本)、「なぜ」を考え、自分で答えをみつける訓練。
そして、それを英語で適格、正確に表現する勉強
(聞き流しでフレーズを覚えても、自分のアピールなんて出来ないですよ!)
2) 英語のSpeaking 能力を高めたい。
またしてもTOEIC は全く役に立たないどころか、時間の無駄だと思います。
勉強の仕方を変えて下さい。
1番の勉強法がこれにも当てはまります。
まずは脳が英語圏の人たちと同じCritical Thinking を理解出来るようになること。
そうしたら会話についていけるようになりますよ。
3) 資格試験で高得点を取ることが目的
ではTOEIC でもいいかなと思いますが、TOEFLを試してみませんか。
TOEIC は、あまりにも日本人がTOEFLで点が取れないので、内向きに日本人が作った日本人向けのテストです。
ですから、いくら高得点を取ったとしても、実際の英語圏ではまず通用しません。
コラムでも説明しているように、TOEFL は脳の構造を英語に変えて行かないと点数が取れないテストです。
脳を徐々に英語の思考法のスピードに慣らして行く訓練をしていくうちに、上の1番、2番の目的まで達成する可能性につながるのがTOEFLです。
TOEIC だと単なる「高得点を取ったぁ~!」自己満足に終わるかも知れません。
じっくり、うんうん、考えていい勉強法を見つけて下さい。
Good Luck!
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カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」
Super World Club (大澤眞知子、Robert McMillan)
このコラムの執筆専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
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