「フィットネス」は娯楽産業? - 各種のヨガ・ピラティスレッスン - 専門家プロファイル

Style Reformer 小林俊夫
Style Reformer 『猫背改善専門スタジオ「きゃっとばっく」』代表
東京都
ピラティスインストラクター

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福島 多香恵
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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「フィットネス」は娯楽産業?

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 「フィットネスクラブ」というのは


日本に何千軒もある訳ですが

(たしか3600軒くらいだったかな)



 そもそも


「フィットネス」とは?


なんなのでしょうか?



 といった話を


今日のスタッフ研修で皆に熱苦しく


語ってみました(笑)



 辞書などで調べてみると


「身体が良好な状態に保てていること」


といった言葉や


「健康の維持増進を目的とした運動」


といった言葉が並びます



 1930年代くらいから


アメリカで使われている様ですが


明確な定義というものは、無い様に感じます



 多くは、「健康の維持増進の為の運動」と


考えられていることが多いのではないでしょうか?



 また、経済産業省の日本標準産業分類によると


「フィットネスクラブ」は


娯楽業に分類されており



「室内プール,トレーニングジム,スタジオなどの運動施設を有し,


会員に提供する事業所をいう。」


~日本標準産業分類から引用~

http://www.stat.go.jp/index/seido/sangyo/pdf/19san3n.pdf



とされています



 なんで娯楽業やねん!!


と思わず、関西弁でツッコミを入れてしまいそうですが


悲しい事に娯楽業に分類されており



 また、この分類に従うと


ジムスタジオ型の場合は、どの様に分類されるのだろうか?


ふと疑問に感じるのではないでしょうか?



 そして、「フィットネス」を一般的に


「健康の維持増進の為の運動」と考え場合



 では


「健康」ってどういう状態なの?


となりますが



 これは、この業界の方であればご存知の


WHOの定義で考えると



Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)



~日本WHO協会から引用~

http://www.japan-who.or.jp/commodity/kenko.html



とあります



 ここで考えなければいけないのは


フィットネスが「健康の維持増進の為の運動」であるならば



 「健康」という概念から考えると


「運動」だけでは、「健康」の維持増進が出来ないということです



 これは説明するまでもなく


どんなに素晴らしい「運動」をしたとしても


適切な「栄養」や「休養」が提供されなければ


「健康」にはなれないということです




 そう考えていくと


「フィットネス」というのは


もっともっと広い概念で考えなければいけないですし



 健康の定義にある様に


「精神的」、「社会的」といった部分までを考えていくと


「健康」という価値を提供する為には


「運動」、「栄養」、「休養」だけでも叶わない訳です




 そう考えていくと


「フィットネス」の提供や


「健康」に貢献する



 トレーナー、インストラクター、医療従事者が


最低限、身に付けるべき能力というのは


何なのでしょうか?



 

 いわゆる


「運動指導者」という言葉がありますが


ただ「運動」を提供すれば良いのでしょうか?


そもそも、お客様は「運動」を求めているのでしょうか?



 それとも「運動」によって得られる


「健康」という価値を求めているのでしょうか?




 現在の「フィットネスクラブ」や


フィットネスインストラクターを始めとする


我々、「運動指導者」は


「健康」の維持増進の為の何かを提供できているのでしょうか?




 よく


「何を学べば良いですか?」


といった質問や


「どうすれば、フィットネスインストラクターの


社会的地位を向上出来ますか?」といった


質問を頂くことも、多々ありますが



1つの答えは、ココにあるのではないでしょうか?




 皆で本質から考えていき


先ずは脱娯楽産業ですね!!



 その為にも、日々自分の頭で考えて


実践、実践、実践していきましょう♪



We Can Do it !!



その後はテクニカル研修




下位胸郭の柔軟性をチェック中



胸郭が一番柔軟だった としお

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