- 村上 治彦
- 一級建築士事務所 村上建築設計室 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
「食育」という言葉がかなり浸透してきました。
娘の保育園でも、給食や園行事を通して食育がとりいれられているようです。
子どもや親、または親子で取り組むセミナーなども盛況のようですね。
さて??「食育」という言葉があるなら・・・
「住育」もあって然るべきだと思い、ネットで検索してみたら、
このAllaboutの中にもコラムがありました。
建築や教育の専門家の間では、この言葉も使われているそうで、
「住育」という視点も今後注目されていきそうです。
「住」という言葉には様々な分野が入り込んできます。
身近な生活空間である部屋・家にはじまり、街、都市、そして地球環境・・・
人の生活そのものが「住」であり、
子どもが「こんな部屋が欲しい」と望むことや「お片づけ」しやすく工夫すること、
また、どんな街並みがいいのか、自分達の街を見直すことも、
さらに、地球環境を良くするために自分達に何ができるかを考えることも、
すべてが「住育」といえるのかもしれません。
多くの小学校で行われている「防犯マップ作り」も、
残念ながら「安全に生きる」ために必要な住育なのでしょう。
食育もそうですが、こういった住育の基本は、
やはり日常生活の中にあるのだと思います。
生活に結びついてこその住育ですから。
大上段に構える必要はありません。
自分達の生活のことを親子で話してみてはどうでしょう。
このシリーズでは、そのネタに使えそうな本や情報をご紹介したいと思います。