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思い切ってハワイ親子留学行ってみたら…ワイキキビーチへ参上!母一人、子連れは力仕事。(現地編)
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滞在中の出来事の中でこれほど「母のばか力」を発揮したことはなかったな・・・と今でも思い出すシーンがあります。
プリスクール生活にも慣れて、帰宅してからも大きな夕日が沈むまでの時間を楽しむことが出来るハワイの夏。
滞在先からワイキキビーチへは2ブロックとナイスな立地の割には翌日の事を考えて海遊びに出かけることがなかった私たちも余裕が出てきたので早速ハワイの夕暮れ前を楽しもうと水着に着替えて遊具を持参でビーチへ行きました。
ビーチへ遊びに行くにあたり、息子の遊具はもちろん、体を拭くタオルや濡れた遊具を仕舞うバッグ、ちょっとした軽食と飲み物。さらに欲張って、この思い出を残しておきたいとカメラなども持参してすっかりおのぼりさん状態です。
そして、一番大きな連れが「息子」。手を繋ごうにも荷物が邪魔をします。4歳になったばかりの息子には夕暮れ前のワイキキビーチの喧騒は「楽しい」が一杯に映るらしく、なかなか傍を歩いてはくれません。
なんとかビーチへ到着して、やれやれと荷物を下ろします。
時間的には夕暮れ時ですが、まだ陽も暖かく十分海水浴が楽しめます。
夏休みを楽しむロコ、観光客に混ざって私たちもビーチタオルを広げてゆるりと寝転がりまだ青く大きな空を見上げてハワイの空気を目いっぱい吸い込むだけでリラックスできます。
耳を澄ませばさすが、国際的な観光地であるワイキキ。
あちらこちらから色々な言葉が聞こえてきます。
英語はもちろん、日本語、韓国語、中国語にフランス語。スペイン語・・・
もちろん日本語以外は何を話しているのかわかるはずがないけれど、これだけ国際色豊かな場所もそうそうないのではないか、と異文化気分に浸って満足していました。
片や息子はさっさとTシャツを脱ぎ去り、水着になって波打ち際で砂遊びを始めます。お友達も知り合いも皆無のこの場所で一人でも楽しく遊べるのはありがたいのですが、きっとお友達が出来たらもっと楽しめるのだろうな、とせつない気持ちで見つめていました。
すると、近くで遊んでいた同じくらいのローカルの男の子と何やら話しています。
(え~、会話しているのかしら?)と思いつつここで私が近づいてはせっかくのいい雰囲気が台無しになると、暫く遠目で見守っていました。
おそらく、この二人の会話は成立していないでしょう。
それでもコミュニケーションが出来て、だんだん近づいて一緒に砂遊びをしています。
子供が持つ、オープンな気質がそんな場面を可能にしている事を羨ましく眺めていました。
すると、向こうからどうやらその男の子の父親らしき人が私の方を見て微笑みかけてきました。
自分の息子と遊んでいる子の母親が私であることは、私が息子たちをじっと見つめている様子でわかったようでした。
「楽しそうに遊んでいますね。私はあの子の父です。」
と、気さくに話しかけてくれました。
私も数日しか通っていない英会話学校ですが、これが現場で身につける生の英会話レッスンとばかり、
「日本から夏の間だけこちらで学校へ通っています。こちらにお住まいの方ですか?」
など、つたないながらもゆっくりと話します。
おそらく、細かいことを言えば間違った言い回しや大人が使うには幼い単語も使ってはいるのでしょうが、とにかく意味が通じればそれでよい、と息子を見習って「オープンな気持ちでコミュニケーション」を楽しみました。
ハワイの夕日がだんだんと赤く染まってきました。
「そろそろ帰る時間ですね。」と、この一期一会に感謝して互いの子供を呼んで自己紹介。どうやら名前だけはお互いわかっているようですが、ほとんど会話なんて必要ないくらい、ずぶぬれ、ドロドロになっておりました。
道具を片づけてさあ、歩いて帰ろうと重たくなったタオルや濡れた水着を詰めたバッグを背負いこみ、息子を見ると・・・
なんと、白目を向いて眠りだしました。
こんなに重い荷物を持って、さらに重い息子をどうやって連れて帰ろうか。
一瞬暖かいハワイに居るのに、冷たい汗が出てきました。
仲良く遊んでいた父子はどうやら反対方向へ帰る様子。お互い子連れだし、一緒に連れ帰ってくださいなんてお願いするのも厚かましく思いながら、眠りそうな息子に声をかけながら手を引っ張りなんとか歩いてもらいました。
しかし、残念。
とうとうクヒオ通りもあと半分歩けば滞在先の近く、というところで息子は完全にダウンしました。
仕方がない、マグロのようになって力尽きた息子を担ぎあげて、もう片方で大量の荷物を背負い、一歩一歩踏みしめて進みます。
途中から妙にテンションが高かったのでおかしいな、とは思ったのですがまさか寝る前の一声だったとは。遊びの引き際を見極める事、大切なことですね。
息子も荷物も落としてなるまいと信号待ちでは一旦休憩してまた歩き出します。
これからディナーでしょうか?きれいに着飾って楽しそうに歓談しながら歩く家族やカップルを横目に、息も上がって自分も倒れてしまいたい・・・と思いながら歩く、子供を担ぐ日本人の母親は周りからはどう映ったのでしょうか?
仮に、子供がぐずり泣いているのに無理やり手を引っ張って日本語で話しかけながら歩かせたら、それは傍目からすると「虐待」と思われかねない。
日本ではたまに見かけるけれども、それについてあれこれ言われることはありませんが、ハワイではそういうお子様自体が少ない=そこら辺の教育がしっかりなされている?ようで、そのような行為は完全にNGだと感じていました。
周りに助けを求めたい。
それも自分勝手。
「何事もこの場(地)で起きる事は私が責任を負うのだ」
母一人、子連れでビーチを満喫した後の戒めを痛感しながら翌日はその代償として全身筋肉痛で倒れそうでした。
こんな事もハワイの風景の中では今となっては良い思い出です。
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