10代のリアルな心境（家出について②）

  その後しぶしぶ祖父母の家に行ったのですが、「どうせ先生には不在って言われるんならこんなのする必要ねぇじゃん」と思い家の中で課題を投げ捨てました。
さらにその後祖父母の家に親がきて、「なんでそんなにわがままなの？」と言われ「いやいやそれはないだろ！」と思っていました。
確かに客観的に見れば親の言うことも分かるという人もいると思いますが、その時の僕には受け入れる事ができませんでした。
  その後も数回説教じみたメールが来たのですが、「アンタには何言っても無駄みたいみたいね」という文字を見た瞬間に「もう知るか、出て行ってやるよ」と決意しました。
 
 僕が家出で家を飛び出したのはその日の夕方でした。
夜は適当に川沿いで野宿でもするかと、計画を立てていました。そして夜までは僕が住んでいる地元から少し離れたゲームセンターで時間をつぶしていました。
　夜の9時半ごろそろそろ野宿予定の場所に行こうと考え電車に乗ると、同じ学校の友達数人に偶然遭遇しました。
どうやら学校帰りだったようで、当然僕が家出をしている最中という事は知っているはずもないし、その時は言っていません。
そしてそのうちの1人の友達の家に2人泊まりに行くと話していて、「○○も泊まりにこない？」と誘われたので、これはラッキーと思い泊まりに行く事にしました。
泊まりにいった先ではいろんな話で盛り上がり、中には相談話などもしてみんなで考えたりしました。
その時の雰囲気というか、勢いでその友人達に家出を告白しました。