なぜ、中小企業ビジネスはソーシャルメディアと相性がいいのか? 第3回 - 企業ブランド戦略 - 専門家プロファイル

清水 圭一
日本クラウドコンピューティング株式会社 
東京都
IT経営コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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なぜ、中小企業ビジネスはソーシャルメディアと相性がいいのか? 第3回

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中小企業のソーシャルメディア活用 中小企業のtwitter(ツイッター)活用

第3回「ツイッターで見込み客を集める」 (税経通信 寄稿掲載記事)

 

 前回までソーシャルメディアを中小企業経営に活かす方法として、ツイッター、フェイスブック、フェイスブックページについて、それぞれの特性の違いについて触れてきました。今回は、ツイッターで見込み客を集客する具体的な方法について、説明してきたいと思います。

 

 ツイッターで見込み客を集客するにあたり、一番、注力しなければならないのは、あなたやあなたの会社がツイッター上で発言(ツィート)する情報を、まだ会ったことがない見込み客が関心を持って、継続的に読み続けるようにしなければならないということです。そのためには、単に思いついたことや、食事の内容、行った場所など、プライベートなことばかりをツィートするだけでは、あなたが有名人や芸能人で無い限り、誰も関心を持って読み続けてはくれません。ツイッターで見込み客を集客する為には、見込み客にとって有益な情報をツィートし続けることが大切なのです。例えば、税理士事務所であれば、税制改正についてのコメント、税務調査が入った時の対策、接待交際費の扱いの注意など、税務についての情報収集をしている人、あるいは税理士と顧問契約をしているけど、自社の顧問税理士について不満を持っている人が関心を寄せる情報など、税理士事務所の実績や実力をアピール出来る様な内容になりますし、企業であれば、自社商品の開発の裏話、自社商品の活用方法、お客様の声などになります。つまり、ツイッターで発信する内容は、見込み客がツイッターで検索しそうなキーワードを入れてツィートし、その商品やサービスを買いたいと思わせるような内容のツィートをしていくことが重要です。

 

 次に、ツイッターで積極的にこちらから見込み客を捕まえる方法も合わせて実施していきます。ツイッターでは、プロフィールを記載する欄がありますので、そこに記載されている自社の見込み客になってくれそうな人の属性を検索して、その人の発言を自分のツイッターアカウントで継続的に読み続ける設定(フォロー)にしていきます。税理士事務所であれば、見込み客は、企業経営者になりますので、”代表取締役” ”社長”などのキーワードでツイッターのプロフィールを検索し、その人達をフォローしていきます。すると、約半数ぐらいの方々が、あなたのアカウントをフォローするフォロー返しというのをしてくれます。そうすることによって、より多くの見込み客が、あなたのツィートを継続的に読んでくれるようにになるのです。

 

 また、プロフィールの属性だけでなく、特定のキーワードをツィートした人をフォローしていくという方法も行います。例えば、税理士事務所であれば、”確定申告” ”◯◯税務署” 、地域密着型の不動産業であれば ”〇〇市” ”賃貸”など、自社の顧客となりそうな人がツィートしそうなキーワードをツイッターで検索し、その人をフォローしていきます。自分が見込み客をフォローすることによって、その人達のツィートも継続的に読むことが出来ますので、自分がツィートする情報に見込み客が反応するのを待つだけでなく、自分の専門知識や自社商品が役立つ様な内容を、他の人がツィートしたら、返信をしていきます。例えば、フォローした経営者が、税務に関する疑問をツィートしたら、それに返信をしたり、自社商品や自社の類似商品についてツィートされていれば、それについての返信やコメントを行うなどです。

 

 このように、ツイッターでは、まだ会ったことがない見込み客を集めてくることが出来ます。もちろん、最初は、ある程度、自社アカウントをフォローしてくれるフォロワーの数を集めるのに手間もかかりますが、それを自動的に行うツールなどもありますので、それらを活用するのも一つの方法です。そして、一番重要なのは、見込み客でもあるフォロワーの方々に会社の実績や能力を知って頂くために、有益な情報をツィートしていき、そのフォロワーの方々とコミュニケーションをしていくことが、中小企業でツイッターを活用していく上で重要なことなのです。そういったツイッターでの地道な活動は、すべてインターネット上に履歴で残っていきますので、それがあなたの会社のブランディングや信用につながり、数ある同業者の中から、あなたの会社がお客様に選ばれて、直接的、あるいは間接的にビジネスに繋がるきっかけになり、売上を増やしていくことになるのです。

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