- 堀 紳一朗
- 忘蹄庵一級建築士事務所 代表
- 東京都
- 一級建築士
対象:住宅設計・構造
壁面を黒皮鉄板にしましたが、これがニヤけるほど秀逸でした。
酸化皮膜(黒皮)に覆われた鉄の事を「黒皮鉄」と呼ぶのですが材料屋によって板材の出来が違います。意図的に出した色でないため、極端に色が薄かったり色ムラが激しかったりする板もあります。
いつもお願いしている金物屋さんだと色ムラの少ない板を用意する上に塗装までしてくれるのですが今回は低価格目標のため予算が合いません。ネットで福井県の金物屋さんを見つけて必要な寸法に切断・発送してもらいました。
色ムラや傷があるだろうなと思いながら梱包を空けてびっくり。その色ムラが深く蒼い海の波打つ様を表現しているようでまるで芸術作品のようでした。照明スイッチ用の穴を開け、板の切断面にヤスリをかけます。その後に油や手垢を落とし、スプレーのウレタン塗装をかけました。
照明のボタンは赤くしたかったけど怒られそうなのでやめました。
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