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思い切ってハワイ親子留学行ってみたら…初体験@お部屋トラブルと活きた英語(現地編)
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息子のプリスクール通いも始まり、あとは私の語学学校デビューを残すのみとなりました。ハワイ到着から既に1週間ちょっと経とうとしている時に見舞われたお部屋トラブル。
これだけは一生忘れられない、私たち母子の親子留学デビューの中でもある意味、ママの底力を発揮した出来事をお伝えします。
ハワイ到着から滞在先へ案内してもらい、「私たちのハワイのお部屋」をそれなりに楽しんでいましたが、実は滞在開始から毎朝不快、不安な気持ちに襲われていました。
その原因は?と言うと・・・大小様々な「ゴキブリ」の死骸(中には活動中のゴキブリも!)です。
初めてお部屋に入った際に気になったので案内してくれたアルバイトの女性に
「この小さなゴキブリの死骸はなんですか?」
と、苦情は伝えましたが
「ハワイのコンドミニアムなので多少は仕方ないですよね。でも前の滞在者が退室する際、クリーニングも除虫作業も終わっていますから、これが普通ですよ」
と言われて我慢していました。
しかし、毎朝水回りには必ず小豆大の赤ちゃんゴキブリを発見し、それらを水で流しこんでから朝食作りを始めるのは苦痛でした。
流し台の下、床周りやバスタブの排水口には、たまに中くらいのゴキブリが
「おはよう!」と顔を出していることもありました。
さすがに一時的にゴキブリが出てきて、駆除すれば居なくなるという状況ではないと思った私はだんだんとこの部屋の何もかもが信用できなくなっていました。
洗った食器や調理器具はジップロックに仕舞って、さらに大きくて入らない常に使うフライパンなどは都度サランラップで包んで、という作業を毎日することになりました。
食器棚や流し下の調理器具置き場にも毎朝ゴキブリの死骸があったからです。
こんなことを繰り返すうちに、どうしてお金を払って借りているのにこんな不快な思いをしなきゃいけないのか・・・・。
ますます日本のエージェント、そしてこのコンドミニアムのオーナーに対して不信感がこみ上げてきました。
そのせいで、滞在2週目を過ぎるあたりから私の体には蕁麻疹が出るようになっていました。もともとアレルギー体質でもないのに。この湿疹はきっと見えない害虫に対して私の心がもう限界にきていることの表れだと思いました。
もちろん、黙っていても改善されないのでどこまで交渉出来るかわからないけれど、先ずは日本のエージェントにメールして部屋の状況を事細かに説明し、自分たちが大変不快な思いをしている事を伝えました。
先のコラムにも書きましたが、この部屋はエージェントの「一押し」物件だったわけですから、まったく異なる紹介はおかしいのではないか?とも伝えました。
それと並行して自分が借りているお部屋だから少しでも快適になるようにと自ら出来ることを考えようと、ハワイ親子留学仲間のお友達ママに相談してみました。すると、程度の差こそあれ、どの部屋にもゴキブリは居るから日本にもある「ゴキブリ駆除製品」が置いてあるはずだけれど、という話しでした。
よくある「ほうさん団子」のようなものは置いてあるけれど、それでも治まらないのでさらに「ゴキブリ駆除製品→Raid」を自分たちで買い足すことにしました。商品がある場所は最寄りではアラモアナショッピングセンター内のロングスだと聞くや否や、息子と連れだってバスに飛び乗りました。
アラモアナへ向かうバスの中、頭の中は“Raid”のスペルで一杯でした。絶対に買って帰る、そんな気合が息子にも伝わったのか
「ママ、ゴキブリいつになったら居なくなるの? ご飯大丈夫?」
なんて言いだすから、また毎朝の風景を思い出して鳥肌が立つのを覚えながら私の不安な気持ちが息子にも日々、伝わっていたのだろうと申し訳ない気持ちになりました。
二人小声で「Raid,Raid!」なんてつぶやきながらアラモアナショッピングセンターの陽射しを感じながらロングスへ向かう私たちでした。
いつも混みあう店内は中々店員さんを捕まえられません。そして、ゴキブリはRoach、買いたいのはRaid.と、呟きながら自分で売り場を探してみるけれど目にする表記は当たり前ながら「英語」なので時間がかかります。
こういった海外の日用品で普段目にしていたのはコストコで買っていたダウニーくらいで、殺虫剤なんて見たこともないわ・・・とうろうろしていると目新しい日用品に出くわして電子辞書を片手にそれが何かを探したりと一向に目的の品にはたどり着きませんでした。
そんな時、傍らの息子が商品整理をしていた店員さんを発見し声をかけていました。
「エ (ク)スキューズミー?」
覚えたてのお約束の言葉で呼んでくれたのはうれしいけれど、そこから先が出ません。
たった一言の英語でも、その言葉が何かを尋ねる時に使える言葉だということをハワイ到着直後から教えてきたけれど、息子が自ら発話したのをはじめて目の当たりにして目が飛び出そうになりました。
大げさかもしれませんが、日本の英会話ではクラス内のコミュニケーションにExcuse me? なんて使わないのに、ハワイの生活の中ではこの言葉が普通に使われると言う事を彼自身、学んでいたのでしょう。
(思い返せば私も”Excuse me?”を連発していました。)
ようやく店員さんに「Raid」が欲しい、赤ちゃんのゴキブリと中くらいのゴキブリが朝、沢山いるの。と短文を繋いでなんとか用件を話す私の横で、息子は
「ママ、ゴキブリだよ、ゴキブリ!」と缶のイラストを見て喜んでいました。
店員さんが
「Raid だね!」と言って売り場まで案内してくれる間中、息子も”Raid”をリピートしていました。あとで気がついたのですが、ゴキブリのことを”Raid”だと思っていたようです。もちろん、”Roach”に訂正しました。
たかが“Raid”、されど“Raid”。
これは私たちにとって大切な問題でした。 そしてハワイ親子留学滞在で初めて直面した生活上の問題でもありました。父から離れて母子で二人、慣れない異国生活の中ではこうした場面も多々あります。日本に居たら何でもないような事が異国ではすべて学びになります
息子の“Raid”の発音の良さに驚きながら、これからこうして色々な事を吸収してぐんぐん成長していくのだな・・・と息子にも、購入したRaidの効果にも期待してアラモアナショッピングセンターを後にしました。
滞在生活から学ぶ生きた英語。そして異文化生活を体感した出来事でした。
しかし、この話しには後日談があります。戦うママの奮闘ぶりについてはまた次回といたします。
*添付のRaidの写真は http://www.raidkillsbugs.com/ より引用いたしました。
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