お客さんの要望をベースにコーディネート。 - 住宅設計・構造全般 - 専門家プロファイル

杉浦 繁
Atelier繁建築設計事務所 代表
愛知県
建築家

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対象:住宅設計・構造

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お客さんの要望をベースにコーディネート。

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インテリアデザイン・・2






考えてみれば本来内装のコーディネートというのは住まわれる方々が自分で行うのが多いことでした。


居間のフローリングはこれがいい子供部屋の壁紙はお子さんに自分で選ばせよう、というわけです。




しかし、お客さんはプロではない・・

そこで失敗やミスも発生しやすい・・




何だかへんな部屋?とか・・

チンドン屋みたい?とか・・

思ったよりオシャレじゃないとか・・




それを修正していくために我々がいない場合・・


インテリアコーディネーターが必要になってきました。





我々にしても新築の際にはまずそういったお客さんの要望を聞いて、そこからデザインを派生させていきます。


もちろんお客さんの希望・要望あってのことですので・・

そこを逸脱してこちらの趣向を強制したり勝手にすることはない。




まあ、そういう人もいるようですが・・

私はそんなことはしない。





でも、あまりにも個別で材料や色を限定して決められてしまうとどうにもならなくなります。




そこで・・

誘導します。




いや?

何だかそんな風に書くと悪いことしてるみたいですが?




でもそう誘導します。


たくさんの壁紙の中からお客さんが自由に選んでしまうとお客さんは壁紙しか見ていませんからただ気に入った物を選んでしまいます。


なので・・

床や天井や設備や家具とあわなくなる。




インテリアの基本は柄や材質や色をそれぞれの部分などでどのように合わせるか?

です。


同じ材料なら合うに決まっています。


が、建材や内装材はその部分部分においてみな違う物なので、それをあわせること。


合わせ方はいろいろとあるのですが・・





そこで、まず要望を聞いておいてそのパターンや色合いの中から全体インテリアデザインを決めて・・

それにふさわしい物をいくつか選びだし・・


それを何種類か提示してその中から決めてもらいます。


どれになっても「合わず」は生まれないように。




お客さんの気に入るものがなければもう一度やり直しです。




そうすることで全体のインテリアデザインを崩さないようお客さんの要望に沿ったデザインを作り上げます。


やり方はそれぞれ人により違うとは思いますが・・





もちろんそこにはこちらの考えや趣向も盛り込むのです。










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