北野武さんの性格タイプは？　<その1>

今朝は、北野武（ビートたけし）さんです。（1947－）
お笑い芸人に、司会に、コメンテーターに作家、そしていまや国際的な映画監督として知られるマルチタレントです。


北野武さんは、タイプ7だと私たちは推定しています。
愛称は「熱中する人」（The Enthusiast）。

楽しいことが好きで、多忙なタイプ：
自然体で、多才。
欲しがりで、散漫。
多くを達成し、活き活きしている一方で、衝動や、短気に行動する傾向があります。


北野武さんを語るうえで、フライデー襲撃事件に触れないわけにはいきません。
自身の人生にとっても、エポック・メイキングな出来事でしょう。

のちの北野映画の特徴が、その“過剰な暴力性”にある云々と語られます。
(ここが多くの人が彼をタイプ8として推定する根拠ではないかと思います。）

人間にとって「暴力とはなにか？」
この事件を契機に、武さんが深く考えることになった結果だろうと、わたしは推測します。

私見によるなら、北野映画とは、暴力についての独自の「解釈」、武さんが到達した美学です。
暴力そのものを描きたいのではなく。
映像をして語らしめるほかなかったとも言えます。
表現方法がずいぶん直截的（短気）ではありますが。


さて、事件そのものは、時代の寵児で、飛ぶ鳥を落とす勢いだった武さんの私生活を、芸能マスコミ（とくに写真誌）が連日の取材攻勢。
その矛先が家族にも向けられ、逃げようとした”愛人A子さん”がケガを負わされます。
激怒した武さんが、たけし軍団を引き連れて講談社編集部に殴り込み、結果的に暴力沙汰になった事件です。


事件直後の「釈明会見」のVTRが残されていました。
手ぐすね引いて待ちかまえる記者団との丁々発止のやり取りは、タレント生命を懸けたまさに真剣勝負の場でした。
自分の人気が背負っているTV局や、所属事務所の浮沈も懸かっています。
人間北野武さんの真骨頂、このタイプの特徴を知るうえでも恰好の材料です。

会見場に登場した武さんは、姿勢を引き気味に斜に構えて、神経質な様子。
早口で、キョロキョロと目が泳ぎ、落ち着きの無さが目立ちます。
一方で、質問には、正面から受け止め対決する姿勢、きっぱりとした潔さが伝わってきます。


神経質さと潔さの混合、これこそが基本が思考タイプで、恐れのタイプであるタイプ7の人の特徴だと、わたしは考えます。
一見クールさを保ちたがるスタイリストで、男気のあるダンディズム。

クールさを装うのは、基本が個人主義者で、快楽主義者で、物事からも人からも距離をとる自然体を好む性質と、小心さとが折り合った表現です。


タイプ7のタイプ7たる証明は、その「計画性」にあります。
それも多くは、かんたんなわかりやすいことばで、他者や周囲を「説得」に掛かります。
戦術・戦略・計略性と言ってもいいくらいな。
（この辺がタレントに、それも流れをリードするMC役や司会に向いているゆえんです。）


事実、タイプ7の人の多くには、喋りの能力への優越感がみられます。
北野武さんで忘れてならないのは、その独特なユーモアのセンス、毒舌とシニカルな笑いが大きな武器です。

この日の釈明会見と、半年経った判決後の記者会見で、その能力がいかんなく発揮されます。
当時、北野武さん40歳。
次回は、その辺のことを、具体例をあげて、もう少し。

つづく。

エニアグラム　タイプ7の特徴


【このブログの意図】
・リアルラブがエニアグラムを伝えている目的は、一人ひとりが本来の自分らしさを発見するためです。
・エニアグラムは、持って生まれた性格を受けいれやすくし、性格のちがいを超えて互いに理解し合いやすくなります。
・タレントや有名人を通して共感し合い、自分と他者の性格に興味をもってもらえたら嬉しいです。
・自分の性格タイプは、一人で本を読んでもわかりません。カウンセリングがより効果的です。ワークショップも行っています。ぜひ、ご一緒しませんか？（→お申込みはこちら）
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