- 清水 圭一
- 日本クラウドコンピューティング株式会社
- 東京都
- IT経営コンサルタント
対象:システム開発・導入
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- (IT経営コンサルタント)
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クラウドサービスを活用した業務改善方法 その3 従業員が活き活き働く仕組みを作る
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中小企業経営にクラウドコンピューティングを活用
2014-03-15 06:00
人事の分野では、ここ最近、急激にタレントマネジメントの分野が注目をされています。タレントマネジメントは、従来、従業員の人事異動や昇進昇格、人材育成などは、その人の直属の上司がある程度の裁量を持って行っていましたが、企業活動のグローバル化、人材の流動化などの変化に対応するために、システムを使って業務改善に取り組むケースが増えてきました。
タレントマネジメントシステムは、全社規模で社員の能力や研修履歴、経験などの情報を整理したデータベースを活用し、従業員の適性やキャリア形成に合った役割を会社が提供出来る様にしていくものです。
タレントマネジメントシステムによる業務改善効果としては、次の3つがあります。
・組織改編や人事異動や新規のプロジェクトの立ち上げの際に、適切な人材を抜擢し、配置することが出来る
・属人的な特定の上司、部下という関係の中での人材育成から、長期に渡り、複数の部門や上司により、公平かつ継続的な人材育成、開発を行うことが出来る様になり、従業員の意欲を引き出し、人材の質の向上が出来る
・長期に渡る適切なキャリアプランを従業員が描き、これを実現出来る場を企業側が提供出来る様になるため、離職率が下がります
タレントマネジメントを適切に行なっていくためには、どのような情報を集め、どのような方法で行なっていくかは、すでにタレントマネジメントを行なっている多くの企業が試行錯誤の段階にあります、そこで、タレントマネジメントシステムの機能追加や変更が容易なクラウドサービスを活用する企業が多い状況です。
代表的なタレントマネジメントのクラウドサービス
・Wing Span (http://www.silkroad.com/jp/Products/WingSpan/Overview.html)
・Success Factors(http://www.successfactors.jp/homepage/)
最後に、クラウドサービスによる業務改善の成功のポイントをお話ししたいと思います。クラウドを使って業務改善する場合、成功するには高機能で自社にフィットするクラウドサービスを選ぶことだと誤解をされる方が多いのですが、これは大きな間違いです。重要なポイントは、ITでも技術でもなく、業務改善に対する経営者や部門責任者の強い実行力なのです。業務改善というは、悪く言えば、今までのやり方を否定することにもなりかねます。従業員からの多くの反発があることもあると思いますが、これは当然のことなのです。今までのやり方で企業を成功に導いてくれた担当者や従業員に敬意を示しつつ、業務改善に取り組まなくてはならない背景を経営者の部門責任者が真摯に従業員に説明を行い、業務改善に向けての方向性を合わせて進めることが重要なのです。
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