いじめ社会が起業に大きな影響を与えてる - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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いじめ社会が起業に大きな影響を与えてる

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 わが国では、学校でいじめがとても増えています。12年度の文部科学省の調べでは、全国の小中高で19万8千件。前年の2.8倍で過去最高の件数です。いじめに対する認識自体に、地域によるばらつきがありますが、全体として増えていることは間違いないようです。

 いじめは、連鎖していきます。いじめられた人が弱い人をいじめる行為は良く知られていて、親が子をいじめたり、先輩が後輩をいじめる流れは、この連鎖に基づいています。起業にとっていじめの影響が怖いのは、人と違ったことをする人間を減らしていることです。

 いじめの構造の一つに、自分や自分たちと違う人間を排除しようとする心理があります。いじめる側も、自分と違っている人間は不可解で怖いのです。多くの人間の集合体で、皆がバラバラの発想をしますから、起業の動機が生まれます。同じ行動と発想をしていては、起業が入り込む隙間がありません。

 日本社会は、第二次大戦前の1920年から40年にかけ、国の政策として戦時体制のために、同一価値観、同一発想を国民に強いました。集団における連帯責任や国民総動員などの仕組みです。これらは、権力者が国民を支配しやすくする体制を作るためです。

 この仕組みが戦後社会にも残ったことで、個性の強い日本人は海外に流出することになります。本来、自分と他人が違うことを認め合う組織では、起業する人が続々と生まれます。学校では慶応大学や同志社大学、企業ではリクルートや野村證券など、起業する人がとても多い個性の強い組織です。

 今の日本のいじめは、グローバル化が進んだ海外の各国と同じで、国民間の格差が広がっていることと関連があると思われます。5年先、10年先を考える余裕がないため、明日のことばかりを考える息苦しさがいじめを招いています。将来に夢を持つなら、起業を考える人が増えますし、いじめも少なくなります

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