日本株式への新投資「JPX400」を検証 - 各種のお金と資産の運用 - 専門家プロファイル

三島木 英雄
株式会社FPリサーチパートナーズ 代表取締役
神奈川県
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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日本株式への新投資「JPX400」を検証

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日本株への投資は個別株だけでなくETFも

日本の株式投資を考える時に企業の株を買う方法が一般的だが、

その会社の業績に大きく左右されることがある。

そのような企業固有のリスクを除外しながら投資できる日本株式としてはETFが便利だ。

有名なものとして、日経平均株価に連動する「日経225連動上場投信」

TOPIXに連動する「TOPIX連動上場投信」などがある。

 

日経225 TOPIX JPX400

日経平均やTOPIXの値は毎日テレビや新聞で報道されているので馴染みも深いのではないだろうか。

日経平均株価は東証1部に上場されている代表的な225社の株価から構成され値が決まる。

その為、わかりやすく例えるなら東証1部に上場されている225社へ分散投資しているようなものだ。

またTOPIXは東証1部に上場されている全銘柄が対象の指数であり、その数は1788社になる。

 

日経平均は225社の値動きで左右されるので影響が大きい会社の株価が大きく上下などすれば

指数が影響を受けやすい。一方でTOPIXは、ある1社の影響で指数が大きく動くようなことは少ないが、

業績の良い悪い関係なしに東証1部の全銘柄が対象になっているので投資先としてふさわしくない

株式も含まれてしまう。

長く伝統的に使われている指数だがもっと優良企業にターゲットを絞って

投資できるのが「JPX400」という指数だ。


JPX400は名の通り400社の株価から数値が決まる。

その400社の選定に当たっては「3年平均ROE」「3年平均営業利益」「時価総額」という企業の

良し悪しを測る指標をポイント換算し、ポイントの高い会社を採用している為、

優良企業400社の分散投資ともいえる。

 

 

図はこの約1ヶ月の日経平均、TOPIX、JPX400の値動きだが、比較として某銀行株もいれてみた。

この1ヶ月だけでみれば、某銀行株に投資するよりも「日経平均やTOPIX、JPX400」という

指数に投資していた方が良かったという結果だ。

 

せっかく自分で伸びそうと思って選定して投資した銀行株が平均値を上回れなかったという結果だ。

また、新指数のJPX400は日経平均よりもわずかに上回って推移している時期が多かった。

 

個別の株を買う時は「日経平均」などのインデックスを上回っているか?を

見ておいて頂きたい。

 

無難に投資するのであれば、やはり日経平均やTOPIXなどが便利だが

日本に投資する新しい指数「JPX400」を少し注目してはどうだろうか。

 

 

※本コラムはJPX400を推奨するものではありません。

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