神経を抜くか、抜かないかは診断次第(その2) - 一般歯科・歯の治療全般 - 専門家プロファイル

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赤岩 経大
(歯科医師)
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閲覧数順 2024年04月19日更新

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神経を抜くか、抜かないかは診断次第(その2)

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歯の神経

ただし、以下のような場合には歯そのものを取る必要があります。

もし取らないとどんどん状態が悪化します。

■歯が割れてしまっている。

■歯の周りの骨が溶けてしまっている。

■歯がグラグラでほとんど宙に浮いている。 etc

 

では、そもそも歯の神経ってどこにあるのか?どうやって取るのか?

お話しますね。

 

ちなみに虫歯はほうっておけばそのうち治る!

と思っていらっしゃる方はほとんどいらっしゃいません。

 

風邪や骨折はそのうち時間が経過すれば症状が回復してきます。

しかし、こと虫歯に関しては、

「放っておけば悪くなる一方」ということは分ってくださいね。 

 

そう、自然治癒しないのが「虫歯」「歯周病」なのです。

わかっちゃいるけど行きたくないのも「歯医者」です。

 

では、そもそも歯の神経って?

どこにあると思いますか歯の内部には歯髄(しずい)というものが入っています。

歯髄=歯の神経と血管です。

 

歯の内部の痛みの感覚を生み出す元の部分は、この「歯髄」の部分です。

 

歯髄は単に痛みを感じる神経線維だけではなく、極細の血管が走っています。

では歯髄はどんな仕事をするのでしょう?

 

歯髄は、主に象牙質と呼ばれる部分に栄養を行き渡らせたり修復したりする役目があります。

 

さらに虫歯菌などの細菌が歯から体の中に入り込もうとするのを防ごうとしてくれます。

 

虫歯菌が歯の内部に進行してしまい歯が痛くなった!という時点ではもうすでに、

歯髄の虫歯菌への防御が危うい状態になっています。

 

防御できなくなると、歯髄が炎症を起こして、強い痛みを引き起こします。

これがいわゆる歯髄炎です。

 

歯を抜きますか?

神経を取りますか?

先ほども申し上げた通り、「ほうっておいて良くなることがない」虫歯の治療では、

歯の痛みに対して、私達歯科医師が一番治療しやすく単純で確実な治療法は、抜歯です。

つまり、神経ごと歯も全部抜いちゃうという治療です。

痛みの発生源となっている炎症を起こしている神経部分を含めて、

歯を丸ごと抜いてしまいます。

しかし、何度もお伝えしているように

一度抜いた歯はもう二度と生えてくることはありません。

歯が痛い=歯を抜く

では、歯がどんどん失われてしまうことになります。

痛みを感じて私達に警告する歯の神経を取る治療は

歯を一時的に残すことができるのです。

 

抜歯に比べれば、時間や期間、費用などもかかりますが、歯を残すための最後の手段として用いられるのが一般的です。

では逆に歯の神経を取らないといけない場合の一般的な手順をお話ししましょう。

 

噛み合わせ専門歯科医院 香川県高松市 吉本歯科医院

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(香川県 / 歯科医師)
医療法人社団 吉翔会 吉本歯科医院 院長 歯学博士

噛み合わせ専門歯科。インプラント、矯正など質の高い治療を行う

香川県高松市にある歯科医院。四国ではかみ合わせ専門歯科医院の先駆け。インプラント治療に関しては世界3大メーカーのノーベルバイオケア社、スリーアイ社より、功績、実績をたたえトロフィーを授与。高度な医療を患者さんに提供するよう努めます。

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