金柑の「たまたま」 - 料理教室 - 専門家プロファイル

塚本 有紀
フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
大阪府
料理講師

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対象:料理・クッキング

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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金柑の「たまたま」

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金柑の「たまたま」
宮崎県のJA日向のブランドで糖度が16℃以上のエリートだそうです。
しかしこの名前・・・つい言いよどんでしまいます。
糖度が18℃になると「たまたまエクセレント」なのだそうで、やっぱりちょっとおかしくなってしまいます。

料理講座のデザートでシロップ煮にします。
じつは金柑は、ちょっと意外ですが、フランス料理でも、お菓子でも、ときどき使います。kumquatといい、コムクワットというような発音です。
「まったく金柑!」と初めて聞いたとき、思いました。
キンカン→キムカン→コムクワン→コムクワット??

というのも中国原産で、広東語の「金橘」がフランス語の語源なのだそうです。日本へは14世紀ごろ伝来。(ウィキペディアによると、広東語読みは「gam1gwat1 (カムクヮト))
つまりカムクゥトからキンカンになったということでしょう。

「金柑のブランド品、たまたまです」
授業では、説明しながらやっぱり笑ってしまいました。
「もう、先生が何食わぬ顔で説明してくれたら、こっちもしれっとしてるのに!」
というわけで、明日の授業ではしれっと説明してみます。