風邪を引きやすい人は口呼吸になっている!(その2) - オーラルケア・歯磨き指導 - 専門家プロファイル

医療法人社団 吉翔会 吉本歯科医院 院長 歯学博士
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風邪を引きやすい人は口呼吸になっている!(その2)

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オーラルケア 口呼吸と鼻呼吸

次に加湿です。

湿度です。

もし砂漠で口で呼吸をしていたらどうなるでしょう。

カラッカラに乾いた熱風が肺の中に入ってきます。

 

いきなり肺は乾燥してしまい、湿り気を失ってしまうのです。

鼻はそういうネットのような網目構造を空気が通ることによって湿り気を与えているのです。

その湿り気を加えることによって、ウイルスの活性を下げるのです。

よくインフルエンザの予防には加湿をしましょう、

部屋の中に加湿器を置いて湿度を上げましょうと言われますよね?

ウイルスは湿度に弱いのです。

鼻で呼吸をすることによって、加湿されるのです

 

本来、人間はそのような適応能力、

防御機能を持っているのです。

 

息を口で吸うと大きい口を通して、いきなり肺に湿り気のない乾いた空気が入ってきてしまうのです。

そのように鼻には体の中にばい菌や粉を入れ込まないための大切な防御機能があるのです。

ですから口で息をするということは、つまりばい菌や粉やアレルギー物質を直接体の中に多量にどんどん取り込んでしまうということです。

口で息をしているということは、本来の口の使い方ではなく鼻が本来その役目なのです。

足で歩くのであって、手で歩いてはいけないのです

辺りを見回して下さい。

 

テレビを見ている時、電車の中の人、口がポカーンと開いている人をよく見かけませんか?

また、子供さんは大丈夫でしょうか?

 

道具は使い方を誤ると危険なのです。

確かに口でも息を吸えるかもしれない。

鼻でも息を吸えるかもしれない。

 

でもそれは道具の使い方を間違って使うということです。

結局それは体にとって害なのです。

病気をわざわざ体に取り込みながら生活しているようなもの、です。

また、年間を通してよく鼻づまりになる方いますよね。

こういう方は、鼻で息をできていません。

「いやいや、風邪気味で鼻が詰まっているから

鼻で息ができないのですよ」とおっしゃられます。

本当にそうなんでしょうか?

 

もし常に鼻の中を空気が通り続けていたらどうでしょうか?

詰まるものも詰まれないのです。

 

よく流れている川はきれいだと言います。

淀む水に芥たまる(よどむみずにごみたまる)、

溜った水、溜り水は汚いと言われます。

 

鼻の道筋もいっしょです。

鼻の中を空気が通り続けることによって、詰まるものも詰まらない、詰まれない。

詰まらなくなるのです。

それが口呼吸がたびたび併用されることによって、一瞬鼻の中を空気が通らない時間ができてしまう。

そのことによって鼻が詰まってしまうのです。

 

みなさんは大丈夫ですか?

鼻が詰まって口で息をしていませんか?

 

さて、では昔の日本人どうだったんでしょうか。

昔の日本人には人工ミルクという概念そのものがありませんでした。

そんな便利なものは無かったから、です。

赤ちゃんはおっぱいで育ちました。

そう、母乳です。

今、小さなお子様を子育て中のお母様はよくご理解いただけるかと思います。

赤ちゃんがおっぱいを飲んでいる時、どれくらいの時間吸い続けていますか?

 

何分、何十分一生懸命必死に飲み続けています。

吸い付きっぱなしです。

 

吸いついたままで寝てしまったりもします。

その時、赤ちゃんは口で息をしていますか?

口でものを飲みながら息を吸えますか?

 

やってみてください。

不可能ですよね。

 

つまり子供達はおっぱいを飲み続けると同時に鼻で息をしているのです。

このことによって鼻が息を吸うところ、物を食べながらでも

呼吸をし続けるということが、習慣として鍛えられるのです

 

残念ながら人工乳になり舌をうまく使わずとも使えずとも、栄養摂取ができるようになり、そして母乳の期間も

短くなり、鼻呼吸をせずとも口で楽をして呼吸することができるようになってしまったのです。

鼻は非常に狭い空間、ネットのようになっていて空気が細い管を通っていくわけです。

大変な思いをして空気を肺の中に送り込むようにしているわけです。

勢いもいります。

 

それに対して口はどうでしょう。

とても管が大きく太いですよね。

喉も大きいですよね。

 

楽ですよね、一気に空気が太いパイプで流れ込むほうが楽ですよね。

一生懸命歩くのと、車に乗ってひょいと行くのとどっちが楽でしょう?

やっぱり車のほうが楽なんですね。

 

私もついつい近場でも車に乗ってしまいがちですが、

意識して足を使って歩くようにしなくてはなりません。足が退化してしまいます。

口は息を吸うという機能に関して言えば楽なんです、とっても楽なんです。

 

その楽な道を選んでしまったがゆえに鼻はその機能を失いつつあるのです

鼻では呼吸ができなくなってしまうのです。

では話は戻ります。

おっぱいを吸うと言います。

おっぱいは吸うものでしょうか。

お父さん方にはよく分からないかもしれませんが、

おっぱいは吸ってもお乳は出てきません。

ベロ(舌)を使わなければ出てこないのです。

そしてベロ(舌)を使うことによって、上顎(うわあご)に刺激が伝わるのです。

上顎に刺激を加えることによって、上顎の成長が促進されるのです。

同時に鼻の骨が成長できるのです。

 

顎の成長がきちんと促進されることで顎の骨は拡がり、口の中の部屋は十分な広さができ、

きちんとした歯並びができあがってくるのです。

上顎の骨が拡がり、鼻の骨の基底部が拡がり、空気の通り道(鼻腔)が拡がるのです。

鼻腔が拡がることで、鼻が詰まりにくくなるのです。

しかし残念ながら、現代は「矯正治療を行なわなくても良い」という

お子様を探すほうが難しい時代になってしまいました。

 

楽なほうに、楽なほうに、流れていくと人間の機能は衰えます。

使わないものは衰えるのです

ベロを上に持ち上げるという習慣ができていれば、

ベロを上顎にくっつけることができます。

正常な人であれば、口を閉じた時、

舌の先は上あごについています。

ベロ(舌)の先が下の前歯の裏にくっ付いているという人は、

ベロ(舌)の筋肉が弱り落ち込んでいる証拠です。

これはスポーツ界もいっしょで、

「姿勢を正すときにはベロは上顎についていなければいけない」

そういうことをわざわざ指導している指導者もいます。

本来はそれが当たり前なのです

 

噛み合わせ専門歯科医院 香川県高松市 吉本歯科医院

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(香川県 / 歯科医師)
医療法人社団 吉翔会 吉本歯科医院 院長 歯学博士

噛み合わせ専門歯科。インプラント、矯正など質の高い治療を行う

香川県高松市にある歯科医院。四国ではかみ合わせ専門歯科医院の先駆け。インプラント治療に関しては世界3大メーカーのノーベルバイオケア社、スリーアイ社より、功績、実績をたたえトロフィーを授与。高度な医療を患者さんに提供するよう努めます。

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