新人店長は「自分への期待の決め手」を理解しよう - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松下 雅憲
株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
東京都
店長育成・販売促進ナビゲーター

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閲覧数順 2016年12月05日更新

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新人店長は「自分への期待の決め手」を理解しよう

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「昨年秋にオープンした競合店にお客様が取られています。彼らの商品は安いです。駅にも近いです。うちの売上が下がるのは仕方ないんです。この店の売上げ回復なんて無理です!」

この店は、昨年秋、駅前にオープンした競合店の影響を受けて売上が急激に低下していました。そんな折、この店に店長として異動してきたのが、冒頭でぼやいている店長。若手のホープでいつも元気満々。前任店舗では、競合環境の厳しいなか、みごとに売上げ回復を達成させました。そして今度は、ややローカルなこの店に異動してきたのでした。しかし、この店は、元々アルバイト不足によるサービス低下などが原因で苦戦をしていた状況の中で、さらに競合店のオープン打撃を受け、損益分岐点を大きく下回る売上低迷をしていたのです。

「そうだよね。競合店のオープンは痛いよね。でも、売上低下の原因はそれだけじゃあないよね。」とマネジャー。
「そりゃあそうですけどね。スタッフ数が根本的に不足していますからね。でも、競合店がうちより高い時給で募集しているので、ますますうちの募集には誰も反応しなくなっちゃいましたよ。ふう~」

店長は、意気揚々とこの店に異動してきたものの、前任店舗のように改革が進まず、最近は、焦りからか少しぼやき発言が多くなってきていました。

「店長。私があなたにこの店の再生・復活を託したのには、ちゃんと理由と決め手があるんだよ。もう一度それを確認したいんだけどね。それは何だと思う?」と再びマネジャー。
「それは、前任店舗で、あれだけ競合が多い中で売上回復をさせたからですよね。」
「そうだよ。でも、それは結果であって、決め手ではないね。決め手は、売上回復をさせるために君の『強み』がしっかりと活かされたからなんだよ。その『強み』は、きっとこの店でも有効だと思ったんだ。かなり厳しい状況だからね。君の『強み』・・・それが決め手だよ。」
「私の『強み』ですか・・・・なんなんだろう?僕は、ガンガン突き進むような強いリーダータイプでもないし・・・」
「まあ、自分の『強み』って、自分ではなかなかわからないからね。ならば、私の見立てを言いましょう。」
と、マネジャーは、自分が彼をこの店に異動させた最大の理由・決め手である彼の『強み』について語り始めました。

「君の『強み』は、『あわてず、こつこつ、じっくり』なんだよ。」
「え?それって『強み』ですか?」
「そう、だから逆に、君を追い詰めたり慌てさせたりすると、良い結果は出ない。でも、君は、この店に異動してきて、その責任感から早く何とか売上回復をしようと焦ってしまった。それでは、君の『強み』は活かされない。だから、もう一度、『強み』を思い出してもらおうと、今日、今、こんな話をしているんだよ。この店の回復は非常に難易度が高い。人不足からサービス低下して売上が下がった状態に追い打ちをかけるように競合店がオープンした。しかも、うちよりも良い場所に。高い時給で・・・・かなり厳しいよね。それを回復させようと、クーポン配付やディスカウントなどをやっても、それは一時的なもの。長続きはしない。君には、焦らずじっくりと確実にこの店の基盤を強くして欲しいんだ。本社が何を言ってきても気にしなくても良いんだよ。」

チェーン店の店長は異動をします。その異動には必ず目的があります。そして、その目的が何であれ、その店には「あなたが必要だ」「あなたが適任だ」と決定した「決め手」があります。その「決め手」は、「あなたの『強み』を活かせば必ず目的を達成できる」と言うものなのです。

ところが、多くの店長は、自分の異動の「決め手」を知りません。
さらに、多くの店長は、自分の「強み」を知りません。
でも、多くの店長は、「異動の目的」いや「目標」だけは伝えられます。・・・・「この店の売上げと利益を何とかしろ」と言われるのです。これでは、上手く行くものも行きませんよね。

あなたが、パート・アルバイトスタッフに新しい仕事を指示するときも同じです。
スタッフに「目的」「目標」だけでなく、「決め手となった強み」を伝えてあげて欲しいのです。きっと、「目的」「目標」をもっと深く理解して、それを達成させるために「強み」をしっかりと活かしてくれることでしょう。きっとね。

 

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