こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
男性は「自分の力でどれだけのことを成し遂げたか」ということにプライドをかけます。
何か問題が持ち上がれば、それを自分の力で一生懸命に解決しようというスイッチが入ります。
仕事なんて、もう、問題解決の連続ですよね。
ですから、一日の仕事を終えて帰宅するときには、問題解決モードからリラックスモードへ切り替えたいんです。
じゃないと、ヘトヘトに疲れちゃいますからね。
でも、帰宅してようやくリラックスモードに切り替えられるぞっていう、まさにそのタイミングで
「ねぇねぇ、聴いて~。酷いのよ~」
と妻から話しかけられると、再び問題解決モードに入ってしまい、のんびりタイムを満喫できなくなってしまうんです。
それでも他ならぬ妻の悩みですから
「何とかしてやらんと」
と思うのですが、このとき妻が話す内容って、とりとめも、つかみどころもないものなので、夫はどうしたらいいのか混乱します。
「これを一体、どう解決しろというんだろう?」
と頭の中が「?」でいっぱいになります。
「で、結局のところ何を言いたいんだろう?」
と「?」がどんどん増えていきます。
女性が話をすることで不安を解消することが出来ると知っていれば、夫は、ただ聴いてあげるだけで妻の役に立てるということがわかるのですが、多くの男性は、それを知りません。
聴いてやるだけでは、何も手柄を立てていないと感じてしまうんです。
だから妻の役に立てるように、俺が助けてあげなきゃ、俺が解決しなきゃと頑張ってしまいます。
妻を思えばこそですよね。
でも、妻の何だかよくわからないダラダラ話は、解決が難しいんです。
何しろ、とりとめも、つかみどころもない内容ですから。
それは「自分の力でどれだけのことを成し遂げたか」ということにプライドをかける男性にとっては、とても辛いことなんです。
出来ない自分、役に立てない自分を突きつけられるのって、惨めですよね。
そんな惨めな思いをしたくないと思えば、夫は妻の
「ねぇねぇ、聴いて」
が始まると、どっかへ逃げます。
身体はそこにあっても、新聞やテレビやゲームの世界に逃げ込みます。
夫が話を聴いてくれないのは、聴くことでどれほど妻が楽になれるのかを理解していないから。
だったら、妻側に工夫の余地がありそうじゃありませんか?
「ねぇねぇ、聴いて」
の前に、夫に何をして欲しいのかを明確に伝えること。
これで問題解決モードに走らなくなります。
「他の人じゃなくて、あなたに聴いて欲しいんですよ」
ということが伝わるようにすると、尚いいですね。
だって
「別に友だちに聴いてもらえば済むことなんだけどね~」
なんていう態度をとっていたら、夫はおもしろくないでしょう?
「だったら、友だちに話せや!こっちは疲れて帰ってきてんだからさっ!!」
ってことになりかねませんものね?
そして聴いてもらったあとは、そのことでどれだけ不安が解消されたのか伝えること。
ほんの一言伝えるだけで、夫は妻の話を聴くことに達成感を感じられるようになりますよ(^^♪
って書くと、一回やって
「無理でした」
って諦めちゃう人が多いんだけど~(-з-)
夫婦の会話は一日にしてならずぢゃ。
何度もコツコツやるのだよ。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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