子どもに与えるご褒美、ご褒美のあげ方、私が親ならこんな風にしてみる - 幼児と子供のマナー - 専門家プロファイル

平川 裕貴
株式会社リリパット 代表取締役社長
兵庫県
マナー講師

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対象:子供のお稽古

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子どもに与えるご褒美、ご褒美のあげ方、私が親ならこんな風にしてみる

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 私は、子どもにご褒美をあげることは、基本的に問題ないのではと考えていますが、ご褒美と言っても

思い浮かべる物ややり方は、きっと人それぞれ違うでしょう。

ご褒美はおもちゃや物やお菓子など、お金がかかると考えている人もいるかもしれません。

でも、子どもにとっては、石ころでさえ宝になります。お金をかける必要はないと思います。

 

そこで、私がもし2~6歳児を持つ親なら、こんなやり方で、こんなご褒美にしようかと思うものを

ちょっとあげてみます。

ご褒美は、お野菜を食べるとか、お片付けをするとか、お行儀よく座って食事するとか、

子どもが苦手でなかなかできないことに絞ります。

対象を週替わりや月替わりで選んでいってもいいと思います。今週の目標とか今月のテーマという風に。

 

そして、子どもの手の届く所に、チャートを貼ります。可愛いノートを用意してもいいと思います。

要は、子どもがいつもそれを見られること。

 

ご褒美は、100円ショップで見つけます。シールとか絵の書いてあるテープなど。

シールは、動物とか恐竜とか国旗とか文房具や食べ物やキャラクター、ひらがな、アルファベットなどから、

最初は子どもが欲しがるように、好きなジャンルのものを選びます。

このシール、1回にあげるのは、一つだけです。シート毎あげるわけではありません。

ですから、50個のシールがついたシートであれば、ご褒美50回分ということです。

写真にある国旗のテープは、いくつ絵が書いてあるかわかりません。いったい何回分になるでしょう。

 

ご褒美は、年齢が2,3歳なら、頑張って食べた時、ちゃんとお片付けをした時など、

その都度あげてもいいかと思います。

4,5歳になれば、一日の反省として、最後にします。

シールやテープ(面倒ですが、一つずつ絵を切って使います)をあげて、チャートやノートに貼らせます。

貼りやすいように枠を書いてあげ、番号も入れておきます。

「10まできたね」「20まで進んだよ」「いついつまでに50に進めたらいいね」などと言えるように。

これで、数字を教えることもできます。

さらに、小学校に行ってお勉強をしなければならなくなった時、例えば、「練習帳の何ページまでやろう」

とか「今日はどこまでやろうかな」と目標設定をする訓練になればいいなと、ちょっと期待しながら。

 

また、動物や恐竜や国旗などのシールを渡す時は、名前を教えてあげながら渡します。

自分も分からない時は、「これはなんだろうね?」「これはどこの国かな?」でいいのです。

ご褒美のプレゼントにしてもいいのですが、私は動物や国旗の図鑑をあらかじめ買っておきます。

そして、分からない時は、というか、わざと知らないふりもしますけど、

「お母さんも知りたいから調べてみるね」と言って図鑑を取りだして調べます。

こうやって、図鑑の使い方を教えます。決して強制しないで、お手本を見せるだけです。

子どもはすぐに自分で調べてみるようになるでしょう。

なにせ子どもは、人がやっていることをやりたがるという習性がありますから。

 

こんな安いご褒美で、しつけもしながら、ボキャブラリーも増やしていって、

ついでにその言葉に関する知識も増やせたら、なんて欲張りすぎかしら?

仮に、何も覚えてくれなかったとしても、マイナスにはなりません。

目的は良い習慣を身に付けさせることですから、他はおまけです。

 

 

春にはアマゾンからしつけに関する本を出版予定で、その中にも書いていますが、

子育ては、子どもとの知恵比べ。

いつもうまくいくとは限りませんが、お母さんもしつけを楽しむ工夫をしてみませんか?

 

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