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和風建築の見どころ「軒・縁」 -庭と対話する空間-

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和風を表現すること

縁や入側、軒下といった内部空間と外部空間との間に位置する曖昧さを持った独特の空間が和風建築にはあります。

庭の風景や月見などを楽しむために設けられた縁は居住空間と庭などの外部空間の行き来を容易にしてくれます。入側といって縁と座敷の中間に位置する畳敷きのスペースは庭に面した大きな開口部と軒裏天井により外部がそのまま部屋に入り込んだようなデザインとなっています。縁には雨を防ぐための深い軒がかかりますが、母家の屋根とは別に一段低い軒は建物の外観に落ち着きをあたえてくれます。この軒先をさらに先に延ばして、建物の外側にもう一列柱を立て土間を覆う屋根を土庇といい、このひときわ深い軒の出は外部から見ると一段と深い表情を建物に与え、内部から見ると庭を囲い込んだように感じさせます。内と外とがオーバーラップする空間が折り重なることで、視線を遮ることなく外部と内部が緩やかに仕切られます。

敷地や建ぺい率に余裕のない現在では、縁や入側、面積に算入されてしまう土庇などを住宅に取り入れることは難しいかもしれませんが、そうせずとも庭と対話する空間をデザインすることは可能です。 

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