- 辻畑 憲男
- 株式会社FPソリューション
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
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03-3523-2855
対象:お金と資産の運用
長いデフレの時代からインフレの時代に移って来そうな状況になっています。デフレの時代とインフレの時代ではお金のため方が違ってきます。デフレの時代は、タンス預金など利息が付かなくても物価が下がることにより同じ100円で買える物が増えてきました。
100円ショップがいい例ですね。それがインフレになると物価が上昇するので今まで100円で購入できた物が買えなくなるということになります。もし、物価が平均して2%ずつ上昇するのであれば、10年で100円の物が122円になります。10,000円の物は12,200円になるということです。現在の年間の家計支出が500万円の方は609万円の支出になるということです。逆に10年後の500万円の貨幣価値は、今の410万円の価値になってしまうことになります。よって、インフレの時代が来るのであれば、現状の低い金利で長期に固定する金融商品は、お金が減ることになります。インフレの時代が来るのであればお金のため方としては、市場金利が上昇したら金利が上昇する変動金利の金融商品を選ばないとなりません。それではインフレに対応できる商品としてはどんなものがあるのでしょうか。主に下記のものが上げられます。
【インフレに対応できる商品】
1)変動個人向け国債
国債は、一般的に株価が上昇すると売られ利回りが上昇します。
2)国内株式、国内株式の投資信託
インフレになるということは、一般的に需要が大きくなり物が売れ、企業の業績がよくなります。よって、株価も上がります。
3)REIT(不動産投資信託)
インフレになると一般的に不動産価格が上昇します。
4)変額保険(変額年金保険など)
基本的に保険は長期でかけるものです。よって、常にインフレリスクが付きまといます。そのインフレリスクをヘッジするために作られた商品が変額保険です。
※1 インフレ(インフレーション)とは、物価が上昇することです。通常は需要と供給のバランスにおいて、需要のほうが供給よりも強くなってくると物価が上昇していきます。
※2 デフレ(デフレーション)とは、物価が下落することです。需要と供給のバランスにおいて、需要のほうが供給よりも弱くなると物価が下降します。
このコラムの執筆専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
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「豊かに楽しく暮らす」をテーマに、夢、ライフプランを考えながら、お金のみならず人生全般の応援をしていきたいと考えています。一生に一度の人生です。常に楽しく暮らして行きたいものですね。そんなことを考えながら皆様とお付き合いしていきます。
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