こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
誰に対しても愛想がよい人のことを「八方美人」といいますね。
本来の意味はそうじゃないようですが、現在は、誰にでも良い顔をする人を指す言葉として使われることが多いようです。
誰に対しても愛想をよくするって、結構しんどいと思うんですよね。
なんでわざわざそんなことをしてしまうのでしょう?
実は彼女たち、どんなにしんどくても、そうせざるを得ないんです。
その秘密を解く鍵が「幼い頃のお父さんとの関係」なんです。
女の子にとっての初恋の相手はお父さんです。
でも、お父さんには既にお母さんという相手がいます。
「お父さんがお母さんよりも私のことを愛してくれた」
と感じることが出来なかった女の子は
「私は大好きな人から選んでもらえなかった」
という痛い経験をします。
そしてその敗因を自分に求めてしまうんです。
「私には愛される価値がないから、お父さんに選んでもらえなかったんだ」
ってね。
人から好かれたい。
愛されたい。
でも、こんな私が愛される訳がない。
だって私には愛される価値なんてないんだもの。
↑
こんな苦しい思いがあって、誰にでも良い顔をしてしまうんです。
どんなにしんどくても愛想良く振る舞い、自分を押し殺して相手に合わせるのは、「愛されない私」が愛されるための苦肉の策だったんですね。
でもその様子を同性は好意的に見てはくれません。
・その場その場で調子良く相手に合わせている。
・自分ってものが無い。
・誰彼構わず色目を使う。
・計算で好かれようとしてる。
・・・なんて陰口を叩かれることもあります。
異性には「都合の良い女」として利用されることがあります。
本人は、ただ好かれようとして一生懸命なだけなんですけど、反感を買ってしまったり、便利に使われてしまったりと、その努力に見合うような結果を得ることが難しいんですよね。
さて。
こんなに愛されたい八方美人さんですが、愛されないことで傷つくのも怖いですから、「愛してくれる人」を心底求めている割りに自分を愛してくれる人が出来たとき、その人のことを必要以上に警戒して、疑ったり、嫉妬したり、生理的嫌悪感を抱くことによって、相手との距離を縮めないようにしてしまうこともあります。
う~ん・・・
読み返して見ると、絶望的な内容ですね。
でも、全く救いのない話ではないんですよ?
「私には愛される価値がない」
という勘違いをしたことが根本原因なのですから、これを何とかしていけばいいわけです。
「愛される価値がない」
という間違った思い込みに疑いを持ち、自分で自分の価値を探し、認めていく。
そんな作業をしていくことで、愛想良く振る舞う必要もなくなっていきますし、相手に合わせすぎることも少なくなっていきます。
もちろん一人で頑張ることはありませんよ。
支えが必要なときには、カウンセリングをご利用になってみてくださいね(^^♪
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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