１月の年中行事～お正月の準備～

イメージ・コンサルティングに洋装・和装の着物、礼法など、日本文化に関する内容を盛り込んで参ります。

日本人に合わせたセルフ・ブランディング術をご紹介します。

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   日本人のためのハッピー☆イメージ・マネジメント！　Vol. 20

   今回のテーマ「　お正月の準備　」

                                日本文化・着物礼法研究家　吉武利恵

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間もなくクリスマスですね。クリスマスが終われば「お正月」です。

日本人の教養の一つとして「お正月」のこと知っていますか？

日本では伝統的な季節の節目となる日を「節句」といい、毎月行事を行ってきました。

お正月は「松の節句」ともいいます。

そもそも「お正月」とは？

一年の始まりに、歳神様を家にお迎えして、その年の豊作を祈る特別な節目のことです。

お正月の期間は、元日、松の内、1月15日まで、1月全てなど、諸説ありますが、一年の中でも重要な行事であることに変わりはありません。

お正月に歳神様を気持ちよく迎えるために行う準備をご紹介します。

≪ お正月の準備 ≫

◆  大掃除

歳神様をお迎えするための準備です。

神社では12月13日に一年間のすすを落とす「すす払い」をしています。

家でも12月13日～12月28日に家の内外を大掃除します。

◆  注連飾り（しめ縄）を飾る

歳神様を迎えるにふさわしい神聖な場所であることを表すために飾ります。

その年の新しいわらで縄をつくり門口に飾っていましたが、今は中国産の水草が多いようです。

「輪しめ」は、しめ縄を簡略化したもので、歳神様はどこでもおいでになるので、台所、勝手口などに飾ります。

◆  門松を飾る

歳神様が降臨する目印です。

松には神が宿るという信仰的な意味合いがあるとされています。

家の外に左右一対で飾るのが一般的ですが、地方によっては家の中の大切な場所に飾ることもあります。

◆  鏡餅を飾る

五穀豊穣をもたらしてくれる歳神様へのお供えものです。

飾り付けは地方によりさまざまです。

一般的には、三方の上に半紙、昆布、シダの一種の裏白、ゆずり葉、橙を飾ります。

縁起物の海老、干し柿、熨斗、扇子を飾る地方もあります。

◆  正月飾りはいつ飾る？

12月28日までに飾るのが理想的です。28日に間に合わなければ、30日にしましょう。

29日は「苦飾り」、31日は「一夜飾り」といって、縁起が悪いとされます。

その家の主人か長男が飾るものとされていました。

飾る前には掃除を忘れずに。

日本の文化である「お正月」を知ることは、教養を高めることにも繋がります。

教養は印象を形成する重要な要素の一つです。

次回は、大晦日からお正月にかけてをご紹介します。