平成26年4月1日より消費税が増税され、税率は5%から8%に増えます。
9月・10月頃が相談のピークで3月末竣工を目指して、なんとか消費税増税の前に工事を終わらせたいと考える方が多くいました。今から計画して工事を来年の3月末までに終える事が出来るかと云う疑問が沸くと思いますが、簡単なリフォーム以外はもう厳しいのが現状です。
通常であれば、一ヶ月程度で出来るリフォーム工事も、今は増税前のラッシュで、職人さんの手配がままなりません。材料も断熱材を始め、多くの商品が品薄状態です。どうしても無理して3月までに完成させようと思えば、お金の力にモノを云わせて強引に資材・労力を集めるしかありません。当然コストアップにつながりますから、消費税の差額3%を払いたく無いために、それ以上の金額を投入しなければならないと云う矛盾が発生でします。
ですので、増税以外に3月末までに工事を終えたい理由が無いのであれば、3月末にこだわらない方が安価に済ます事が出来るでしょう。
このコラムの執筆専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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