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現地エージェントとALOHA!
スーツケースが山のように積まれたカートと手荷物+大切な息子を連れて
ホノルル空港の個人用出口をくぐると、プラカードを手にお迎えに来ている方が目に入りました。
基本的には私たち一家は個人旅行派なのでこの手のプラカードにはあまりご縁がなかったけれど、
今回はお迎えの方がいるんだ、と物珍しそうにあたりを見回しました。
あちらこちらから聞こえる、英語なまりの日本語。
「○○さ~ん、△△さ~ん」
ひょっとしたら自分たちの名前も呼んでもらっているかもしれないと耳を澄ましながら…
出発前に日本のエージェントからもらった「ハワイ親子留学のしおり」を取りだし、
こちらから指定された番号に電話をかけることに気付きました。
まだ会ったこともない、異国の人に電話をするのは何とも不思議な気分でしたが、
傍らにいる息子は既に眠りたそうな様子。
半ばひやひやしながら慌てて電話番号を確認しながら考えました。
話し相手はチャイニーズアメリカンの年配の女性、としか紹介されていませんでした。
さらに彼女は英語しか話せないとのことでした。
日本のエージェントからは
「ハワイの現地コーディネーターはキャリアも長くオアフでも最も古株で信頼出来る人ですよ。
多くの親子留学の方々のお世話をしていますから、外国人、特に日本人の
英語苦手意識は承知しています。 大丈夫、先ずはママから挑戦してみてください。そ
の姿を見ればきっとお子さんだって頑張ろうという気持になれますよ。」
と、アドバイスを受けていました。
ハワイの風を感じた瞬間、いきなりそこは「英語環境」です。
当たり前ですが、今までなら家族旅行ばかりだったし、
自分一人ではなく夫や自分の両親がいて普通に日本語で会話していたハワイ滞在だったのに。
今、常に私と日本語で会話できる存在はなんと我が息子だけなのね、と
いうことに気がついて落ち着かなくなりました。
そして、日本のエージェントから「小銭は空港出口で両替した方がよい」と言われたことを思い出し、
日本から持参した少量のクウォーターコインを数え、
目の前にあった両替機で5ドル分ほどクウォーターコインに両替しました。
息子もこの時ばかりはやりたがり、お札を入れたらコインが出てくる当たり前のことに大喜び。
(1ドル入れたけど本当にコインは4枚出てくるかしら?)
と、疑ってはいけませんが心配だったので周りを確認しながらゆっくり数えてお財布に戻しました。
その両替機の脇には公衆電話がありました。
いよいよ、受話器を握りしめて彼女の携帯へ電話しました。
繋がるまでが妙に長く感じました。
聞き慣れないコールオンにドキドキしながらしばし待つと
耳元に優しくゆっくりした英語が流れました。
声から想像するに、私の母親か若しくはもう少しお若い方かしら。
色々と想像しながらも一言一句聞き逃さないように、
荷物は足の両脇で挟みながら、
片手にメモ帳、もう片手にはボールペンでまなざしは息子をばっちり捉えながら、
指示を聞いて受話器を置いた、その時です。
振り返ったその視線の先には白いものが髪に交じった優しい笑顔の小柄な女性と
丸い眼鏡が似合う長身のロマンスグレーの男性がレイを持って私たちへと小走りに近寄ってきました。
「はじめまして庸子、そしてすーさん。 ハワイへようこそ。待っていたわ。」
と、言いながら私の首にはお花のレイを、
息子の首にはキャンディーやチョコレート、グミがラップされたお菓子のレイをかけてくれてハグのご挨拶。
息子も照れながら、「Hello!」と挨拶をしながら、
私がレイを頂いたお礼を催促すると「Thank you~~!」と
はにかみながらもきちんとお礼を言うことができました。
このハワイ親子留学が決まってから始めた英会話レッスンも
半年くらいしか通えなかったにも関わらず、
もともと人見知りもせず人が大好きな息子だけあって挨拶だけは
しっかりマスターすることが出来たのは幸いでした。
それから彼らからこれからの予定について
ゆっくりとした英語で語りかけられました。
車に荷物を積んで、先ずは私たちの滞在先であるコンドミニアムに向かうと言いながら、
笑顔であれこれ話しかけてくれるのも気遣いと感じながら、
実はこの時の私は最高に眠くて、出発前からの疲労と緊張からの
解放感が作用して三秒で眠れそうな状態でした。
言われていることの半分も理解できないながらも、
彼女が話していることはこれからの予定であり、
大切なこと。あとから思い出せるようにメモを取りながら
解らないことは何度も聞き返しながら車窓の外の懐かしい景色に見とれていました。
この先の滞在でもこの「メモ帳」が何度も私を助けてくれました。
聞き取れないことは何とかして解りたい。
だから絵を描いてみたり、数字を書いてみたり本当に役立ちました。
朦朧としながら近づいてくるワイキキの街並みに
これから滞在先となる「ハワイの我が家」への想いも一層高まる事でした。
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