最初の成功体験がその後は尻つぼみに - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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閲覧数順 2016年12月09日更新

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最初の成功体験がその後は尻つぼみに

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 あまり大きな話題ではありませんが、東京六大学野球の慶応大学監督だった江藤省三さんが、4年の任期を終えて退任しました。プロ出身初めての慶応監督として、就任1年目は春・優勝、秋・同率2位、2年目は春・優勝、秋・5位です。その後は、ほとんど優勝に絡むことなく、今年も5位と4位です。

 このように、就任1年目が華々しく、その後は尻つぼみに終わる監督の傾向が、サッカーでも、プロ野球でも、団体競技にはよくみられます。想像しますに、新人監督が1年目は無心で戦って大成功したのに、能力が高まった2年目以降は、最初の年のようには上手くいかないようです。

 相手チームが、よく研究して対戦してくることが考えられます。また、新人監督のときはノーマークだったのに、優勝監督と言うことになりますと、対戦相手も追い落としにかかってくることがあります。1年目と2年目では、環境が大きく変わっているのに、この変化に気付かずに戦う人もいます。

 起業においても、これとよく似た傾向があります。成功体験は起業では重要と考えられますが、初期の頃に成功した体験を、いつまでも続けている起業家がいます。成功は、ビジネス体験としては貴重ですが、慢心の原因となることもよくあります。多くの会社が倒産したり、廃業する原因もここにあります。

 わたしのような仕事でも、開業当初はよく売れたのに、ある時期からパッタリ売れなくなる、サービスや商品があります。コーディネーターの仕事も、依頼があると調整が困るくらい重なりますが、時期がずれますとまったく依頼のない時期が続きます。そのため、新たなサービスを常に用意しておく必要があります。

 ビジネスでの、このような展開は決して珍しいことではなく、長年会社を経営している人なら何度も経験することです。ただ、初めて起業する人に、次々に変化するこの展開には、付いていけないかも知れません。特に、最近のビジネスにおいては、この変化の早さは誰もが音を上げるほどですから。

【一言】
 長いこと会社経営をしている人は、これまで成功体験を何度もした人です。そのような経営者にとって、今のビジネス環境は決して楽ではありません。皆がAKBのリズムで踊っているのに、一人2ビートで踊っているような違和感があるようです。現在のお客さんの消費者心理が読めるなら、これから起業する人には決して悪い環境ではありません。