サイト削除が意味するもの - 広報・PR・IR全般 - 専門家プロファイル

中村 英俊
株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
東京都
広報コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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サイト削除が意味するもの

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有名ホテルなどを中心に発覚した食品メニューの偽装表示。


告発で表沙汰になったものもあれば、自主的に名乗り出たところ、言えずじまいだったところなどパターンは色々あるでしょう。或いは未だに偽装を続けているところもあるかも知れません。


後者の2つはさておき、表面化したパターンでいうなら、告発されようが自発的に名乗り出ようが今となっては大差はないだろうと思います。


それよりも今後どの様な対応を取っていくかで受けたダメージを大きくもすれば、またプラスへのイメージ訴求を行えるなど大きな差が出てきます。


不祥は大ダメージを一度は受けますが、当面、世間から注目を受けるチャンスとも言えます。


この間に、起こしてしてしまったことを真摯に受け止め、逃げずに、徹底的に原因を追及し、表面的な的な再発防止のみならず根本的な解決策を積極的に対応し、その進捗や結果などを継続的に情報発信することができれば、不祥事を起こしたことをきっかけ、今後何かあってもこの会社は十分に対応してくれるだろうというイメージが植え付けられ、プラスに転換することができます。


逆に、不祥事はマイナス要因であり、早く忘れて欲しい、消したい事実という意識が先行すると、いつまでも不祥事企業、何かあったら逃げる企業というイメージを植え付けてしまいます。


今回もあるホテルが、偽装告知のお知らせを、サイトから僅か1ヶ月で消したという報道を目にしました。表面上はお客様に返却に応じるとしながらも、僅か1ヶ月では十分な周知もできてないのは明白です。全国紙やテレビCMなどを駆使して告知浸透につとめたなら未だしも、ホームページだけというのは誠意ある対応にはほど遠いと言え、加えてその告知内容をサイトから削除したというのは悪意を感じます。


通常、プラス面のリリースを出しても1ヶ月で消していたとしても、この様なマイナスリリースの場合は当面目に触れるように1階層に掲示しておく必要があるでしょう。


直ぐにサイトから削除することは、十分な対応もするつもりはない。「何かあれば逃げる企業」という印象を与えます。削除ではなく修正であっても今はバレる時代。しっかりと何を修正したかが一目で分かるようにしていく必要もあります。


バレなきゃ良い!は御法度。窮地に追い込まれた際は、誠実な対応が何よりも重要だろうと思います。

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