ホテルや旅館の食品虚偽表示 2 - 仕事・職場全般 - 専門家プロファイル

西田 淑子
サクセスインサイド・コミュニケーション 代表・コミュニケーショントレーナー
大阪府
ビジネスコーチ

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閲覧数順 2016年12月05日更新

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ホテルや旅館の食品虚偽表示 2

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ホテルや旅館の食品虚偽表示は、阪急阪神ホテルズから始まって、次々に大手ホテル、有名百貨店などが、行っていたことを明らかにしました。私は、これらが起こった事で、今後、ホテル業界が、変化して発展する始まりになると考えています。

私より年上の友人は、「昔は、小さいエビはみんな芝エビて言ったわよね~」と言います。私が子どものころ、クリスマスケーキを買ったらオマケとして、炭酸ジュースが付いてきました。それはシャンパンと言ってました。シャンパンな訳がない、と分かっていながらも、なんだか大人になったみたいで嬉しかったのを思い出します。

やがて、スパークリングワインが出始めると、それをシャンパンと言いだし、本物のシャンパンが普及し始めると、そこで完全にスパークリングワインとシャンパンを区別するようになりました。

こんな調子で、結婚式の料理についてくる伊勢海老も、オマールエビ、ロブスターの事ですが、伊勢海老と思い込みながら、ロブスターを食べていた時代があったのでしょう。

実際に、名鉄グランドホテルなどが、そうであったことを明らかにしました。伊勢海老は大きな角のようなものがあり、ロブスターは大きなハサミがあるので、調理前の実物を比較して見れば、違いはすぐに分かります。

スパークリングワインを、わざとシャンパンと呼んでいた時代、そうすることで、本物が手に入らない事を嘆くよりも、例え偽りのものであると知っていても、本物を手に入れた気分になって、気持ちを豊かにしようとしたのではないでしょうか。

もし「ホテルはこうあるべき」という何かがあるのであれば、それは、何時からあって、誰が作ったのでしょうか。そしてそれは何のために、誰のために必要なのでしょうか。

今回の一連のホテル旅館の食品虚偽表示で、明らかになったのは、時代の変化に合わせて、変わっていくことをしなかった、あるいは出来なかった、という日本のホテルの体質、あるいは構造なのでしょう。明治時代より始まった帝国主義の体質、構造が、まだホテル業界の中にあったのだとしたら、いまこそ、もっと身軽に、もっと柔軟に変化するチャンスが到来したのです。

そして同時に、お客さん側も「ホテルだから神話」、ホテルだから何でもしてくれる、ホテルだから絶対間違いない、という根拠のない信頼感を、しばらくの間、手放して、本当にそうかどうか、確かめてみることが、一番信頼できて得をする方法かと思いますし、新たな時代にふさわしいホテルを作る事でもあります。

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