- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:ホームページ・Web制作
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- (Webエンジニア)
カラーリングを味方にする方法<赤> #1
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デザインと企画、その気持ちイイ関係。
カラーマーケティング術
2008-06-05 10:08
「雨降って地固まる」という良いイメージに変換することも時には必要です。
エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。
さて、
スーパーカーのフェラーリのカラーはナゼ「赤」なのでしょうか?
車は安全な乗り物であるべきなのですが、いわゆる「赤」は「血」をイメージする
部分があるそうです。
そういう意味では、アブノーマルのカラーであると言えるでしょう。
しかしながら、ヨーロッパでの血塗られた歴史がある?
フェラーリ一族の「血=blood」に対する尊厳でしょうか?
ヨーロッパの歴史と伝統の中で培われた貴族階級の中で、
この「フェラーリ」一族にもイロイロな歴史があったようですね。
テレビドラマ「ローマ」というTV番組があり、私もよく見ていましたが、
ローマ時代から培われたイタリア人気質や物事に対する発想は、日本人と違う
ところがあり、ある意味、歴史のスゴサを感じました。
色が持つ印象について、一番分かりやすいのは、
たとえば「信号機」です。
危険は「赤」、注意は「黄色」、安全は「緑」です。
同様に地下鉄の駅でも、同じような色で表現されたマークを見る事ができます。
でも、色が持つ印象は、単純にそれだけとは限りません。
必ず相反するイメージもあります。
情熱的である、明るい、暖かい、、など
色の生理学では、
赤血球が増加し大脳を興奮させる、アドレナリンの分泌が盛んになり暖かく感じる
など、血圧を上昇させ、脈拍が増加する。
また、そのことで自律神経を刺激し、積極的になれる。
というようなことが書かれています。
どちらにしても、あらゆる色の中でも極端にプラスとマイナスがある色が「赤」です。
そのような「カラーリング」の特性を考えてデザインすることも、
ブランドのコンセプトを立案する上で、ある意味、重要な意味を持ってくるのです。
関連サイト:カラーマーケティング
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