向き合って感じた「悩み」を大切にしてください - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

坪内 康将
独学指導者 
愛知県
塾講師

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対象:子供の教育・受験

大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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向き合って感じた「悩み」を大切にしてください

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悩み


誰しも、いくつか「悩み」はあるものです


現状に対する悩み、将来に対する悩み


という時系列によっても違えば


自分自身に対する悩み、家庭や学校、会社などの環境での悩み、対人への悩み


という「何に対する」という違いもあります




私は、生徒指導の際には

【自分が向き合った結果、生じた悩み】

【人などに言われて発生した悩み】

かを区別して指導しています





では、少し問題を出します


次の悩みは

「自分で向き合った結果の悩み=A」

「人などに言われて発生した悩み=B」

のどちらでしょうか



悩み1

「中学2年の10月、通信教育会社の郵送で、今から始めないと入試は合格しません!と書いてあり、今から何を勉強しようか悩んでいます」


悩み2

「過去問を解いていて、その内容や結果をふまえて、単元の復習をしようと思ったけど、どういう基準で選べばいいのか悩んでいます」


悩み3

「10月になって教室を見てみると、みんな自分で教材を買って勉強している。私も何か教材を買って勉強しようと思っています。何を買ったらいいか悩んでいます」


悩み4

「中3になって、周りの子が塾に通いだした。塾を探そうと思っても、どの塾が合うのか悩んでいます」



さて、区別がつきましたか?





悩み2 悩み3はAです




悩み1 悩み4はBです










指導上、なぜ区別しているのかというと


向き合って自分で感じた悩みは、

きちんと細部まで事情を聞き、

その人に合った解決ができるまで一緒に向き合う


という指導をし


周りに言われて感じた悩みは、

しっかり悩みを聞いた後、

周りが言いそうな意見を言う


という指導をしているからです






私は

「周りから言われて発生した悩みは、台風のように一過性で強い悩みに感じても、過ぎ去れば何もなかったかのように晴れ晴れとし、また台風が来れば・・・という繰り返しをしている」

と考えています



だから、このタイプの悩みばかりの生徒(または保護者の方)に、真剣に深いアドバイスをしても、結局は効果がありません


というより、悩みを聞いてもらったことで晴れ晴れしたり、スッキリした表情をされることが多いのです





その反面

「自分で向き合って感じた悩みは、自分のなかで一度しっかり考えたうえで悩んでいる。それを差し障りない一般論で返してしまっては意味がない。その一般論での議論は、すでに自分のなかで終わっているから。その悩みは、しっかり解消までサポートすべき」

と考えています






この考え方は、今この記事をご覧になっている保護者の方にも言えることだと思います



もしも、お子様の勉強や進路、現状に対して


【お子様と向き合った結果、深い悩みになった悩み】

なのか

【周りの人、周りの様子から最近、急に発生した悩み】

なのかは、判断すべきです




もし、どちらか判断できないときは、誰かにその悩みを言ってみてください


そうすると「子どもを見て」感じた悩みか、「周りを見て」感じた悩みかが見えてきますよ





今、抱えていらっしゃる悩みが、

お子様と向き合い続けた結果、

深い悩みになっているなら


一度お悩みをお聞かせください


塾屋は、

年間300件以上の相談を

日本全国から受けています


「この人なら、向き合ってくれそうだ」

と思った方は、ご連絡ください

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