ドラマ「半沢直樹」から思うこと 1 - 対人力・コミュニケーション研修 - 専門家プロファイル

石崎 公子
travessia 代表
東京都
ヒキダシスト/Comunication Specialist

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対象:ビジネススキル研修

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ドラマ「半沢直樹」から思うこと 1

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ドラマ「半沢直樹」が終わってだいぶ経つが、改めて今思うことを2回にわたって書こうと思う。

あのドラマは、オバケのような視聴率だった。

日曜日に出席したある懇親会では、主催者から「今日は皆さん気になるドラマもあるので、早めに終わりましょう」という発言があって、その話題の高さには驚いたものだ。

私は3回めくらいから見始めた。
テレビドラマの話題などまずしないような人から
「面白いよ。周りで結構話題になってる。」と聞いたのがきっかけだ。
そういうところから、すでに今までのドラマとは違っていた。

回を追うほどに話題がうなぎ登りで、目が離せなくなった。
にもかかわらず、私の中にはなんとも言えない心地悪さも同時に残った。
それでも、見ずにはおれない魅力も併せ持っていたのだ。

私が心地悪かったのは、
毎回登場する「やられたらやり返す。倍返しだ。」のセリフだった。
一方で、見ずにはおれないのは、主人公がどうやってこの苦境を乗り越えるかが見たかったからだと思う。

「やられたらやり返す。倍返しだ。」
そういうことは、ひそかに思うことだと思っていたが、いつから世の中は、こんなに恨みつらみを堂々と表現するようになってしまったのだろう。

生きていればやられることなんて、珍しいことではない。
やり返すことができる人なんて、きっとごくわずかだ。
やり返すだけの環境や能力がなければ、そうできるものじゃない。
たとえ恨みがあっても、それは時間が解決してくれたり、それをバネにして別のところに力を振り向けたりしながら、人は自分のなかで折り合いをつけて、日々生きていると思う。

私は、このドラマの中で感じた、恨みを忘れずしつこく追い回し、復讐することを是とするようなムードが嫌だったのだ。
そして「倍返し」と言っていたセリフは、「10倍返し」へと膨らんで行く。
ドラマの回を重ねていくうちに、やり返すことをカッコいいとする風潮が、世の中に広がってきてはいないだろうか。
復讐を応援するような雰囲気・・・

まあ、ドラマの話であって現実ではないのだが、こういう空気が蔓延していく気配を感じる世の中は、私にはどうも生きづらい気がしてならない。

できれば、忘れられないくらい嫌なことでも乗り越えていける、やられても許せるくらいのタフさを身につけられるような、そういう教育を整備してほしい。
そういう人が増えていくような世の中であってほしい。
本来、そういう人がカッコいいはずだ。
そういう人が賞賛され、認められる社会であってほしいと、私は思うのだ。

そしてもう一つ、このドラマを通じて言いたことがある。
でもそれはまた次回。。。

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