「創業塾」全国３００ヵ所に創設！！　課題も多い？？

本日の日経夕刊の1面に「創業塾」の創設に関する記事が

掲載されています。

政府が2014年夏にも、4年ぶりに再開するというものです。

「再開」というのが気になります。

そう、民主党政権時に一旦凍結されていた事業を再開させるというものです。

今回は、前回よりも3割拠点を増やし、また女性やシニア層を重点的に支援する

といった新しい試みもあるようですが、果たしてどこまでの効果があるのかどうか・・・。

内容は基本知識の習得や、事業計画の策定といったありきたりの内容のようです。

この類の講座では、とかく知識詰め込み型が多く、自ら主体的に考えさせる、

取り組ませるようなプログラムが少ないのが残念です。

特に開業までのマニュアル的な内容が非常に多く、肝心の開業後の話が

薄い印象が否めません。

自身、起業して痛感していることは、やはり起業後の事業の安定維持、そして拡大です。

いくつもの障害や想定外事項にどう向き合い、乗り越えていくのか？

決してマニュアルでは通じない世界。自ら課題を見つけ、

それを乗り越えていくようなスタンスやスキルが必要に思います。

新たに創設される講座には、そのような問題分析能力や解決能力を鍛えるような

内容も取り入れるべきだと思います。

もちろん、人材育成を生業としている自身も、当事者として

この問題に取り組んで行こうと思います。

株式会社オフィスたはら（Office Tahara Training & Consulting)

代表取締役　人材育成コンサルタント　 田原洋樹

http://officetahara.com/