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閲覧数順 2016年12月09日更新

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日本に見る、子供たちをダメにする家

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なぜ家を建てようとするのでしょうか。特に子供たちをより良く育てたいという思いが関係しているのではないでしょうか。

子供が自立して社会に出るための準備期間。その多くを過ごすのは学校と家。だからこそ、家でしかりと子供が成長していけるように、「いい家」が欲しいのではないでしょうか。

では、日本の家は、子供たちがスクスクと育ち、立派な大人に成長していく上でどれほど貢献するのでしょうか。

そんな観点で日本の家のプランを見ていると、子供たちがどんどん不健康・不健全になるようなものが目に付きます。いくつかのポイントを確認しましょう。


子供の健康を左右する、室内の物理的な空気

アトピー性皮膚炎などのアレルギー体質問題が顕著な時代になりました。その原因として言われているのが、体内に取り入れられている化学物質

多くは食べるものを通して体内に蓄積する、と考えられていますが、実は「空気」の摂取量は食べ物の10倍。家の中で12時間以上を過ごす子供たちにとって、家の中の空気に化学物質が含まれているというのは致命的な問題なのです。

ところが、建築基準法などによる規制には限界があります。一部は改善されていますが、まだまだ建築材料から化学物質を取り除くことはできません。

そもそも昔はそんな化学物質が建材から揮発するということはなかったものですが、近代技術による家づくりでは、むしろ化学物質を取り除くことのほうが難しい

幼い子供たちが家の中でどんな成分を体に取り入れているのかということを真剣に考える必要があります。


狭くて暗いリビングに子供は長く居たがらない

リビングが広くて動き回れるスペースになっていると、子供たちは自然とそこで遊び始めます。

子供がおもちゃを散らかしてしまうのはイヤ、と思うかもしれませんが、大切なのはきちんと片付ける習慣を身に着けること。なるべくなら家族みんながリビングで時間を共に過ごすというライフスタイルが確立すると良いのですが。

しかし、日本の家づくりにおけるリビングは、実に狭い。10畳や14畳あると広いと考えがちですが、ソファーやテーブルを置くだけで、そこは狭くなります。

それならいっそのこと、大きな家具は置かず、ふわふわのラグマットなどを置いて、床でゴロゴロ過ごせるような仕様にし、みんなでのんびり過ごせるような空間を作るほうが子供たちにとっては良いかもしれません。

ゲストを呼んで何かをしようとするときに、簡易テーブルを作ってパーティーをする、でも普段は大きな家具をおかずに広い多目的ホールとしてみんなで使う、という家の用い方が出来るかもしれません。


子供部屋とリビングの精神的な壁と距離

玄関を入って階段から2階の子供部屋へと、リビングやダイニングを通らずに行くことができる「動線問題」が取り上げられるようになりましたが、実は落とし穴が。

リビングに階段を設けても階段が暗いなど2階と1階を隔てるものが精神的な「壁」になってしまうと、一度2階に上がるとなかなか降りてこなくなるものです。

2階の子供部屋がリビングからどのように感じられるかがポイントです。まったく隔てられた雰囲気になるか、それともそこに子供の存在を感じられるか


家づくりは、家の使い方がわかって初めてうまく行くものです。子供にとっていい家を作るというのは、家族にとっては将来への大きな投資

ぜひともいい家を建ててください!

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高級輸入住宅の敏腕営業担当として『ツーバイフォーの鬼』と呼ばれる営業成績を残しつつも、必ずしも家が大切に残されないことや幸せに直結しないことに疑問を抱き、独立後、十数回にも及ぶ欧米住宅研究旅行を実施。国産無垢材ティンバーの大空間を実現。

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