- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
他の記事で、依存に関することを書いていますが
今の学生、若者の多くが
「依存していること自体、無自覚」
であると思います
そもそも
依存=アルコール、たばこ
ぐらいにしか考えていませんし、保健の授業でもそこまでです
アルコールやたばこは、依存物質を受け取って依存になるので
自分が、その依存になっていると言われても、全否定はしないでしょう
しかし
依存物質が出ない
・テレビ
・パソコン
・ケータイ
上では、依存物質以上の破壊力をもった
【依存システム】
が存在します
例えば、インターネットで何かを買おうとすると・・・
「この商品を買った方は、これも買っています」
「これを購入された方は、こういう商品がおススメです」
という表示
例えば、ケータイのゲームで
「ここから先は有料になります。課金すれば、レアアイテムが!」
「お友達を紹介して一緒にプレーすると、あのアイテムが!」
という表示
こういったものは、すべて
一流企業が
何億、何十億とかけて
多くの人が試行錯誤して
「いかにユーザーが離れないようにするか」
=依存させるか
というシステムを構築しているのです
かたや、私たち大人でも、若者でも、子どもでも
依存のことは、ほとんど知らず
依存していることにも気がつかない
だから、強い依存システムを持つゲームやアプリなどが急成長しているのです
相手は、依存を知り尽くしたプロ
※別に、依存システムは詐欺でもなければ、違法でもありません
個性尊重
個人の自由
自己責任
と言われ、子どもや若者は
ほとんど無知のまま、依存システムの中に入ってしまいます
そこで依存になったら・・・
親からは「何やってるの!」と言われ
成績が下がれば怒られる
だけど、強力な依存システムは、気合とかやる気では倒せない
依存する
↓
勉強や生活面で支障が出る
↓
怒られる
↓
気合いを入れてみる
↓
効果がない
↓
さらに依存する
この繰り返しです
きっと、これを読んでいる方、もしくは保護者の方は
「あ、自分(うちの子)、まさにこれだ!」
と思ったかもしれません
ここで書きたかったことは、この2つです
1:依存のプロたちが研究してつくったシステムがたくさんあるなかで、無知な子どもが、それを受けて「はねのける強さ」はないということ
2:依存に対して、怒ったり、やる気を原因にしたところで解決しないどころか、依存はさらに進むということ
今は
・成績上位の子
・進学校に通っている子
も、この依存システムの中で苦しんでいます
依存に負けない「強さ」は、成績の良し悪しと比例しません
まずは、
保護者の方または自分自身が
「依存を知る」ことが大切です
私は、依存への指導として、この書籍を薦めています
私は、生徒を【強くしたい】と想い
そのための指導システムをつくりました
この「依存克服」も指導します
勉強にも影響していると思われる方は、すぐに動いてください
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