レスリング、おめでとう!!
1964年の東京オリンピックのメイン会場の第二体育館と第一体育館です。
観客席までを鉄筋コンクリートとし、屋根を吊屋根構造でかけており、
皮膜のような柔らかい空間ですが力強い構成です。
配置計画が絶妙で、二つの建築をつなぐコンコースが立体的に複雑なアクセスを解決し
また、観客や利用者や街に有効な屋外スペースとして成立する気持ちの良い場となっています。
前回のオリンピックにより道路や街が整備され、首都高速が完成し新幹線開業しました。
最先端の頭脳と技術で世界に誇れる名建築が生まれました。
さて、七年後の東京オリンピックはザハが設計した、新しい国立競技場での開会式です。
以前、ロンドンのザハ事務所を訪れた時、CGや精巧な模型や
コンピュータを駆使し複雑な形態の建築作品を生み出すことに驚きました。
ロサンゼルス五輪のときは空から降りてきたロケットマンに、
バルセロナ五輪ではアーチェリーの聖火点灯に興奮しました。
北京五輪では足型の花火が印象的でしたが、後ほどこの花火はCG合成と判明↓
口パク騒ぎもありましたね。
7年後は相当世の中に新しい物が出てきているはずで、
人型ロボットが聖火リレーで復興した東北走ったり、初音ミクみたいなCG達が歌を披露、
でもこれも新しくないか・・・・。
さて、新旧日本のよいところをを世界中にアピールしましょう。
最先端が披露されるオリンピックを見て何かを始める何かになろうと頑張れる、
そこには、いろいろな「きっかけ」があります。
このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- (広島県 / 建築家)
- 中村勝己建築設計事務所
目指すは大らかでゆったりと過ごせる気持ちのいい空間の家
昼夜問わず演奏可能な本格的音楽スタジオを持つ家。街の中でも風や光、豊かな自然を感じる家。あなたや家族の思いを受け止め、工夫とアイデアで予想以上の空間を実現、思いや夢をカタチにします。五感で感じるお気に入りの場所を一緒につくりましょう。
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