エスバイエルというハウスメーカーのHPで目にしたコトバ。
確かに、なんかカッコよさげ、っていうくらいの建物なら、
日本人器用だから、そこそこの設計屋なら誰でもできるのよね。
「いい住宅に住みたい。かっこいいのにも憧れる。
でも、どこぞの馬の骨かわからんような設計屋のオッサンに、
自分のひと財産を預けるなんて、そんな無謀な賭けができるわけがない。」
そういう人ってホントにたーっくさんいるでしょうね。
僕らのような個人の設計屋に依頼してくれるクライアントの方が、
世の中的にはよっぽど奇特な人でしょう。
(ありがとうございます。クライアントに見守られながら、
創作ができるという幸せに、いつも感謝しています。ホントです。)
エスバイエルは実にウマいことをやったと思う。
多くのハウスメーカーが向かった、建築家”風”住宅のような、
企業内のシステム優先の相変わらずのニセモノではなく、
社内の意欲ある設計者達の能力を引き出し、
HPの写真のようなホンモノの成果物が産まれ、
かつ、それが企業のブランドづくりとしてもプラスに返ってくるような仕組みを作ったわけだ。
(もちろん、写真のあのような質のモノは、建ててるうちのほんの一握りでしょうが)
それは、企業として実に誠実な仕事だと思う。
『企業建築家』というコトバは、初めて見たが、これはイイと思う。
ある意味、正々堂々としている。
ここ数年、建築家ブームだと言われ、テレビや雑誌では、
本当に意思ある建築家から、サンカクの窓付けりゃイマドキだと思ってるような工務店のオヤジまで、
クソミソ一緒くたに「建築家」として持ち上げようとしてきた。
メディアが悪い。
しかし今、
http://www.sunaga.org/daily/daily0610.htm#061008
このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
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森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう
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