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自然の木を生きているとみなせない世代。テーマパークのイミテーションとは違う

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テーマパークの建築物を見ていると、「本当によくできているな」と感心するほど、外観が魅力的に作られています。

アジア風だったりヨーロッパ風だったりアラビア風だったり。

そのような施工技術が近年は当たり前のように用いられるようになりました。そしてそんな意匠性を見て、簡単にテーマパークのように素敵な空間が作れるようになった、と多くの人は考えるようになりました。

もちろん、自宅についてはテーマパークにあるような建物にしようという人は稀です。

とはいえ注意したいのは、実際には日本の住宅のほとんどが、デザインはそれこそ一般的な住宅であるとはいえ、使われている素材や技術は、例えば自然の木や石、煉瓦などと比較すると、結局はイミテーションであることに変わりはありません。

そう、壁も天井も、柱と思っている木のような部分も、そのほとんどは「工業製品」という作り物。

現代住宅の多くは、本物志向ではないのです。

見た目は普通の住宅だけど、実はテーマパークのようにイミテーションで出来ている家。

こうした家に、実に多くの方が大金をつぎ込んでいるわけです。

とはいえ、ほとんどの人は、家に『本物』や『偽物』があるとは思っていません

また、『本物』の方がイミテーションよりも長持ちだとか、イミテーションの方が悪いだとか、そういう評価もしていません。

特に何も考えないのです。見た目がきれいで使いやすければそれでいい。

だからこそ、考えてほしいのです。家が本物でなければならないとすれば、それはなぜなのか。イミテーション素材を選ぶとすれば、それはなぜなのか。

本物を見て育つ世代イミテーションしか知らずに育った世代との違いを意識してみると、自分が何をしようとしているのかが見えてくるような気がします。

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(東京都 / 建築プロデューサー)
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平均年収の方でも建てられる100年住宅を

高級輸入住宅の敏腕営業担当として『ツーバイフォーの鬼』と呼ばれる営業成績を残しつつも、必ずしも家が大切に残されないことや幸せに直結しないことに疑問を抱き、独立後、十数回にも及ぶ欧米住宅研究旅行を実施。国産無垢材ティンバーの大空間を実現。

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