- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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こんにちは!
いよいよ猛暑の8月も残りわずか。最近は、30度あっても“涼しく”感じるようになりました。35度を超す暑さとはだいぶ違いますからね。
しかし、人間は“慣れ”によって、感じ方が変わる生き物だということを実感します。「株価」、「為替」、「景気」、「物価」、すべてに通じることなのでしょう。ということは、大きく変化があったときが、“人の心理”に影響を与えるということです。そんなことを考えながら、世の中の動きを観てみるのも、面白いものです。
さて、総務省と経済産業省は、先ごろ、2012年の「経済センサス・活動調査」の確報を発表しました。
今年1月に速報値が発表されましたが、その時に比べ、売上も付加価値額も上方修正されています。
日本全体の売上高は1336兆円、そして儲けを示す付加価値額は“245兆円”となっています。
企業数は412万8216社、従業員数は5583万8千人でした。
※余談ですが、今年3月末の企業の現預金の保有残高は、“225兆円”といわれています。約1年分の“稼ぎ”を、企業は“キャッシュ”で持っているということですね。うまく、使ってもらわないと・・・
今回の発表では、業種別の数字も公表されています。
従業員数が多い業種は、以下の通りです。
1位 老人福祉・介護 179万1324人
2位 病院 175万9677人
3位 専門料理店 145万4268人
また、付加価値額の大きい業種は、
1位 病院 8兆1699億円
2位 銀行 7兆2304億円
3位 一般貨物自動車運送 5兆589億円
となっています。
今の時代を反映してか、老人福祉や病院などの従事者が多いことがわかります。
ただ、一人当たりの付加価値額でみると、病院517万円、老人福祉293万円と、銀行の1656万円に比べ、まだまだ小さい数字となっています。
この一人当たりの“付加価値額”を引き上げていかないと、働いている人たちの所得を増やしていくことはできません。
自分の属している業種はどのような状況なのか、また日本経済の“実態”を認識するうえで、興味がある方は、一度見てみるとよいでしょう↓
http://www.stat.go.jp/data/e-census/2012/kakuho/pdf/rank.pdf
では、今週も平和で穏やかな日々となりますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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